詰将棋ジャーナル賞受賞作品紹介(第15回)

本日の記事は、第15回詰将棋ジャーナル賞の受賞作紹介です。

対象は1988年7月号から12月号までの発表作。
ジャーナル賞に桜木健古・水上仁氏の作品が輝きました。
なお、この回は恒例の座談会が中止となり、審査員の投票とコメントにより審査が行われました。


ジャーナル賞 桜木健古作

将棋ジャーナル198808桜木健古

桜木健古作(1988年8月号) 詰手順
2二銀不成 同玉 4二飛 ④3二銀 3四桂 1一玉 3一飛 2一角 同飛成 同玉
4一飛成 同銀 3一角成 同玉 1三角 3二玉 2二角成 まで17手詰

変化
④3二歩(桂)は、3四桂、3三玉、3二飛成、同玉、4二角成、2三玉、3三飛まで、
④3二角は、3四桂、1一玉、3一飛、2一歩、2二桂成、同玉、3二飛引成、1三玉、1二龍まで。

3手目4二飛は、3三玉の変化を3二飛打、2三玉、4三飛成で詰ますための限定打。対する合駒は2一への利きがあり、角を温存するため銀が正解となります。数手進んで3一飛の局面で再び合駒選択ですが、角が正解。逆に角・銀(打)の順で合駒をすると、同飛成、同銀の後で2二銀から清算して早く詰みます。後は大駒が躍動し、一気にさばけて詰みとなりました。




ジャーナル賞 水上 仁作

将棋ジャーナル198812水上仁

水上 仁作(1988年12月号) 詰手順
4四馬 ②2二銀 2五銀 1二金 2三桂 2一玉 2二馬 同玉 3一銀 2一玉
1二龍 同玉 1一桂成 同玉 2二金 まで15手詰

変化
②2二金打は、2三銀成、1二歩、2二成銀、同玉、2三桂、2一玉、3一金まで。
②2二角は、2五銀、1二金、同龍、同玉、2三金、同玉、3四馬、1三玉、2四銀、1四玉、2六桂まで。

まず、4四馬と出て対応を伺います。1三に利きがない合駒だと2三桂~1三銀成で詰んでしまいますので、銀・金打・角が候補に挙がり、銀が最善です。次いで龍の筋を通す2五銀に、退路を開ける1二金。以下、2二馬や1二龍と大駒を刺し違えて解決に至ります。

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