第302回詰工房参加記
鈴川さんのレポートとタイトルが被ってしまいましたが、気にしないこととします。
本稿は、安武利太さんのブログ「ベイと祭りと詰将棋」でレポートが公開されるまでの繋ぎということで(ならない=読者一同)。
西日本は大変なようで、詰将棋の会合でも詰四会が中止となる影響を受けました。
2016年になり、最初の詰工房。
10か月振りの参加となりました。そんなに経ち…ましたね。
13時20分頃に会場である、きゅりあん4階の第1グループ活動室に入室すると、女性の参加者が。想像しておらず、内心動揺してしまいました。
将棋関連の方かと最初は思いましたが、数分経ってようやく、安達康二さんのご家族であることを理解しました。
存在感はあまりない私ですが、失礼がなかったことを願うばかりです。
14時過ぎまでおられました。
参加者が思ったより少ないように思われたのは、International Sovling Contestに行かれた方もあったからでしょう。
14時半少し前に、年賀詰鑑賞会が始まりました。
開始に当たり、「年賀のアイディアに、作者の工夫が表れています」と加藤さんのコメント。
50作が、スクリーン上に映し出されていきます。
図面は詰将棋おもちゃ箱に掲載されていますが、駒が動くのを見るのは、また違いますね。
なるほど、初形曲詰、あぶり出し、ミニ煙など表現は多様です。
橋本氏作は83手ということを初めて知り、覆面1手詰は解説の分かりやすさによって、理解に大分近づいた気がしました。
数作に○を付け、コメントを添えて提出しました。
年賀詰鑑賞会は所要1時間程度だったでしょうか、続いて春霞賞の候補作選定が行われました。
今月は、7作から絞られることに。
スクリーンに図面と手順がやはり映り、適宜田中さんの解説が加えられていきます。
候補作候補(一見妙な書き方ですが)以外にも、注目局が並べられました。
さて、候補作決定の段。
2作に手を挙げて下さいと言われ、1作に絞っていた私は慌ててもう1作を考えることになってしまいました。
春霞賞の候補作選定が終わり、移動の準備に入りました。
会話の内容からすると、詰将棋解答選手権の開催までにはもう一山あるようです。
とはいえ、本番は滞りなく行われることでしょう。
移動の時間となりましたが、エレベーターがなかなか来ないため、階段で降りて二次会会場へ。
参加者は9人かと思いきや、居酒屋の入り口を入った所にいらっしゃった芹田さんを加えて10人で二次会となりました。
交わされた会話は大相撲初場所、人工知能、最善手順についてなど、多岐に渡ります。
詰パラ2月号はさすがにまだ…。
うーむ、記憶の多くが消えています。
「俺の作品は、作意が一番綺麗」多少異なっていたかもしれませんが、この発言は覚えています。
加藤さんのパソコンに入っているファイルを見せていただきました。1960年代の私のベスト10など、貴重なものが沢山。
ミニコミ誌も含まれています。やはり鉄人と思ったのでありました。
それでも、スキャンしていないものが膨大にあるのだとか。
一人二人…と帰路につき、私も新幹線に乗るための移動時間などを考え、お先に失礼することとしました。
久々でしたが、楽しい時間を過ごすことができました。
蛇足
そろそろ詰将棋サロンの年間最優秀作が発表されるという声も二次会で挙がっていましたので、見る目ゼロの私ですが予想でも。
8月号7山路大輔氏作とさせて頂きます。
サロン向けかと言われますと…ですが。
同月の6妻木貴雄氏作も良く見えてきました。