第30回詰将棋全国大会参加記(後編)
出場者は赤會場さん、緑田口さん、白水谷さん、青宮原さん。
優勝者には「ゆめまぼろし百番」、さらに最終問題も正解すると「将棋墨酔」。豪華ですね。
優勝者予想、私は田口さんに投票しました(お三方すみません)。
問題のスペースも25分割され、アタック25の番号順で徐々に見えてくるという形式。
最初は「君知るや知られる山本民雄作11手詰の初手は?」という問題。
宮原さんが解答「9九飛」不正解。田口さん「2七角」こちらは見事正解。
私は、9九飛は3手目だということは覚えていましたが、初手は全く分からず…。
右上から左下への斜一線が出現。會場さんが順調にパネルを重ねていきます。
3手詰・5手詰の初手を当てる問題と知識問題。
知識問題で覚えているのは…(少々文の違いがありますが)
駒場和男作「父帰る」の序盤で消去する駒の種類は?
岡田敏氏最初の作品集は?
全応手逆王手最長手数作品…の作者が持つ回文詰最長手数は?
次の作品の内、飛合が最も多い作品は? ①幻想飛行 ②旋回飛行 ③夜間飛行
といったところでしょうか。
會場さん、角を全て取り決まったかという感じ。
水谷さんも最後迫ったのですが届かず、會場さんが優勝となりました。透明駒パワーでしょうか。
図面を見て作品を当てよという最終問題、見えるのはほとんど両端のみでどうか…「寿」見事正解!
「玉方1一龍の配置で分かりました」というコメントに矜持を感じました。
当てずっぽうで「田島暁雄」とつぶやいた私は猛省が必要です。
企画、個人的好みとしてはストライクだったのですが、より知識問題の割合が多ければ良かったかと思いました。
これこそ好みですが。
この企画で一番印象に残ったのは、會場さんの最終問題もそうでしたが…。
右上5×5の密集形・持駒角で、玉が4三にいる局面での某氏の解答「1六角」でした。
盛り上げ方も心得ていらっしゃいます。
そして最後の企画、ミニ解答競技。
制限時間30秒で、3手詰・5手詰・協力詰がそれぞれ10題出されます。
3手詰・5手詰が馬屋原さん、協力詰が加賀さんの作品。
正解1点、不正解-1点、無解0点で計上されます。
私…右手にボールペンを持ったまま石化してしまいました。
右下の可愛らしい駒型のキャラクターによりヒントが。
10秒後に大ヒント!…ヒントじゃない~。
後手の持駒は歩だけ…数秒後に「じゃないよ」が追加。
「8番よりきれいな詰上り」それもヒントですかあ。
結局全問無解。名前以外真っ白の答案用紙に0の数字を書き込むのは、何とも言えない気持ちでした。
解答発表。5手詰で初手駒取り!
マニアなら8点以上は欲しいところなど、ど素人を再認識しました。
武藤さんが優勝、「誰という感じかもしれませんが…」いえいえれっきとした半期賞作家ですね。
2位は北浜八段、「一番解けたのが協力詰で…」というコメント。
机を移動させた後、写真撮影。
本大会は終了となりました。この後は懇親会が行われたのですが、割愛させて頂きます。
(色々と印象に残ることもありましたが)
人見知りが災いして、積極的にお声を掛けられなかったのが悔やまれます。
初参加だから仕方がないか…とも思うのですが。
懇親会にて、受け答えがしどろもどろになってしまった方もおりました。お詫び申し上げます。
運営スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。
来年の参加は厳しそうですが、時間が合えば…と思います。