開設1周年
ひとえに見て下さる皆様のおかげです。
今後、更新頻度が下がってしまうのは残念ながら避けられないと思いますが、出来る範囲で頑張りたいと思います。
・「塚田賞作品の魅力」の完成(順調に行けば来月中)
・読み物、第82期以降の塚田賞作品の掲載
・「続塚田賞作品の魅力」において、補足の不十分な部分を埋める
・ミクロコスモス・新桃花源をフラ盤にする
・ミス指摘以外のコメントも頂けるように頑張る
一番下に関してですが、ミス指摘のコメントももちろん受け付けます。
特に、誤字については「出来る限り少なくする」ということに力を入れているつもりですので歓迎です。
書いてある内容自体は良いとしても、肝腎の所で誤字があると説得力が下がる気がしますので…。
ただし、送り仮名の付け方については原文を尊重している部分も大きいですのでミスとは限りません。
これからも「敷居の低い詰将棋ブログ」のつもりで、頑張りたいと思います。
詰将棋をよく知らない、という方に興味を持って頂くというのが上に掲げた以外の大きな目標です。
不思議に思うことがありましたらコメント頂ければ、分かる範囲でお答えします(それぐらいは常識のことです、などと答えないことは保障します)。
至らぬ点もあるとは思いますが、今後共よろしくお願い致します。
おまけとして3日前に行われた東京詰将棋工房(詰工房)ミニ参加記を載せておきます、拙い文章ですが興味のある方はご笑覧下さい。
しっかりしたものは安武利太氏のブログ「ベイと祭りと詰将棋」に載ると思いますので、そちらをご覧くださいませ。
これまでに詰将棋会合への参加経験は0。どなたとも面識がないという状況での参加は無謀と思えます。
会合の雰囲気を知っておきたい、というのが参加理由でした。
ですが、人見知りという大きな問題が。事前にホームページをチェックするなどはしましたが…。
加えて、作れず・解けずで鑑賞するのみの私が参加しても大丈夫なのだろうか、という思いを抱いたまま当日に。
無事会場の「きゅりあん」に到着。K藤氏に大いに助けて頂きながら、数名の方と挨拶させていただきました。こちらはかなりしどろもどろでしたが…。
K藤氏の詰将棋ファイルを見せて頂きました。量・そして深さに圧倒されるのみです。
未発表の新作の検討も行われており、駒を動かして読みを示す光景が見られました。
さて、春霞賞の予習…と思い持ってきた詰パラを見て愕然。
1月号を持って来るというチョンボを犯してしまいました。とほほ。
16時頃、春霞賞候補作の選定が始まりました。
レジュメが配られます。候補作以外も載っており感心しました。
見ることより作ることの方がはるかに時間が掛かるのですよね。
プロジェクターに作品が映し出され、T中氏によって解説がされます。
途中、T波氏による担当者解説もありました。
そういう構想だったのか、と解説を聞いて納得させられることが多かったです。
ボケっと手順を並べるだけではいけません(そりゃそうだ=一同)。
候補作決定にも参加いたしました。
17時になり、居酒屋へと移動して二次会が行われました。
作者名(ペンネーム)がどうも会合と関係ありそう、と思い印刷した過去の作品を見て頂くと見事に疑問の氷解する答えを頂きました。20年以上前の作品ですが、覚えておられるとはさすがという他ありませんでした。
こちらでも盤を広げ、持参された作品の検討や、過去に高評価を得た7手詰の解図をされていました。
「この手は?」「ああ、だめか」といった言葉が印象的でした。
二次会になりますと、私の会話も多少ましには…なっていなかったかもしれません。すみません。
22時手前ぐらいに失礼しました。
ホテルのチェックインを済ませ、日付が変わる少し前にパソコンを立ち上げてびっくり。
K藤氏とI本氏がブログを当日更新されているではありませんか。感服する他ありませんでした。
こうしてボリュームたっぷりの一日は過ぎていきました。
何分不慣れでしたが、私なりに楽しむことができました。
「誰だこいつは」と思われた方がほとんどだったとは思いますが…。そんな私と会話して下さった皆さん、ありがとうございました。
今年の詰将棋全国大会は川崎市で開催予定、予定を合わせて是非参加したいと思います。
それまでには、もう少し上手に話せるようになりたいと思います(苦笑)
追記(3月1日)
東京詰将棋工房(詰工房)で話題になったと思われる作品を覚えている限り挙げます。
詰将棋パラダイス誌に掲載された作品には評点も付けてみました。
(3月5日)山村浩太郎氏作について修正を行いました。
佐々木康氏作(詰将棋パラダイス昭和61年11月号)

初見の方は挑戦してみると面白いかもしれません(7手詰です)。
解答は最後に掲載します。
山村浩太郎氏作(詰将棋パラダイス昭和63年5月号 修正図)
誤4 無25 A11 B0 C0 3.00
発表図は上に記したとおり高等学校で満点、ですが残念ながら難解な余詰があったという作品のようです。
詰方2二歩→玉方2一銀で修正されています(ドリーさんのご指摘、御礼申し上げます)。
駒場和男氏作「アリバイ崩し」
「歩飛角金銀桂香」の順列七種合。
「ゆめまぼろし百番」第15番に収録されています。
発表年月は分かりません(かつて、「詰将棋かも...」の金子義隆さんが「ゆめまぼろし百番」の作品別発表リストを掲げられていた記憶があり、保存しておけばよかったと後悔しています)。
→その金子義隆さんから、近代将棋平成元年8月号に発表されたと教えて頂きました。御礼申し上げます。
OT松田氏作(近代将棋平成8年8月号)
第88期塚田賞長篇賞受賞
歩を残すための「中抜き連取り」だそうです。
小川悦勇氏作「マクドナルド」
誤4 無3 A32 B3 C0 無評価1 2.91
見事としか言いようのないあぶり出しです。
佐々木康氏作の解答です。
7三角不成 6五玉 3八角 5四玉 5五角成 同玉 5六龍まで7手詰
誤79 無4 A24 B3 C0 2.97
昭和61年下半期小学校半期賞受賞
「80年代ショート詰将棋ベスト200」No.130
110名中実に79名が誤解。
当時は誤解が3点として計上されていたため現在の点数とは異なりますが、現在の基準で計算しても2.888と高得点ですね。
次回の更新は「塚田賞作品の魅力」に戻ります。