第24回たま研参加記

今回の記事は、8月12日(土)に開催された第24回たま研の参加記です。

1月と8月の年2回開催されるたま研。
8月は講義と懇親会の両方がありますが、3年ぶりに対面開催が実現しました。

この日の町田市周辺の気温は最高気温35℃、最低気温24℃。
暑さが続いていますが、たま研当日も例外ではありませんでした。
会場はおなじみの「ぽっぽ町田」地下1階会議室です。
12時45分頃に到着すると、部屋の前で開場を待つ方の姿がありました。
12時50分頃に開場、参加費支払いなどを経て、13時15分頃に始まりました。

講義の今回の講師は、「古図式趣向詰撰集」を出版された幹事の利波さん。
「江戸時代の詰将棋愛好家の広まり及び古図式趣向詰の発展」と題して、2部構成で進められました。
前半は作家にスポットを当て、初代大橋宗桂以降どのような作家が同じ時代に活躍したのか、作品を交えて解説がありました。
江戸時代の将棋にも理解が深い利波さんですので、余談としてそちらの話も盛り込まれました。
後半は趣向にスポットを当て、龍追い・金追い・銀歩送り・馬鋸の発展の歴史を、こちらも作品を交えて解説されました。
最後の方の出版に関してのお話も含めて、非常に興味深い内容でした。

講義の後は、角さんによる課題作「趣向詰将棋」の解説。
今回は8作の投稿がありました。
当初は数が少なかったそうですが、最終的には揃った格好です。
一口に趣向といいましても初型や手順、詰上りとありますが、どのような配分になったかは出題をお楽しみに。

今回のたま研、山崎隆さんの参加は書き漏らせません。
1970年代に長編作品で看寿賞(「赤兎馬」など2回)や塚田賞(「蟹取り」)、半期賞を受賞した方。
会合参加は約40年ぶりとのことで、開始前には「右田さんは…」などの会話が交わされていました。
長く活動されてきた方が多い会合ですので、「お久しぶりです」で話が通じてしまうのが恐ろしいところだと思いました。

また、長谷川雄士さんも初参加。
半期賞受賞歴のある気鋭の作家、今回最も若い参加者でした。
会合自体の参加が初めてかと存じますが、どのように感じたかは気になるところです。
詰工房とは雰囲気が異なりますね。

課題作解説の後は一人一言、課題作投票結果と続き、ぽっぽ町田での最後は写真撮影。
詰将棋全国大会に続き池田さんの撮影でした。
場所を変え、17時過ぎからは懇親会。
3時間くらい話していたような記憶があります。

参加者は28名(懇親会のみ参加者を含む)。
皆勤を続けていた田口さんが急遽欠席。
入院とのことで、お大事になさってください。
皆勤の方のアナウンスが今回行われなかったのは、この影響があったのかもしれません。



次回の詰将棋会合参加は、8月19日(土)の詰とうほくを予定しています。
翌日の詰工房にも参加予定。
8月20日(日)は詰工房・創棋会・詰四会と3会合が開催予定、体を3分割するわけにもいかず無念です。

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