北田重明氏作品紹介(第3回)

1950年代を中心に神戸新聞の毎週日曜日、夕刊で掲載された北田重明氏の作品を紹介します。
今回は、レギュラーとなった1953年5月分を紹介します。

1953年5月3日

神戸新聞19530503北田重明

2四桂 同角 1三金 同角 2四桂 同角 2二銀成 同玉 1四桂 2一玉
3二銀 1二玉 2二飛 1三玉 2三銀成 同馬 2五桂 まで17手詰

桂打ちの邪魔となっている1四金を消去。2四に角を移動させ、退路を塞ぐのがポイントです。飛車を入手し、1四桂~3二銀が決め手となります。




1953年5月10日

神戸新聞19530510北田重明1

3二銀不成 同玉 4一歩成 2一玉 ⑤3二飛成 同玉 3一金 まで7手詰

初手は1二玉の変化に備えて不成。金を取らずに捨てる3二飛成がいかにも詰将棋という手です。
⑤3一と以下の詰みは、キズでは収まらないでしょうね…。




サービス問題

神戸新聞19530510北田重明2

2一金 同玉 4一飛成 3一桂 2三香 2二歩 同香成 同玉 2三歩 同桂
1一龍 同玉 3三馬 同歩 1二金 同玉 2四桂 1三玉 1二飛 2四玉
2五歩 3四玉 5二角成 同歩 1四飛成 4三玉 4四龍 3二玉 2四桂 2一玉
2二香 1一玉 4一龍 2二玉 3二龍 1三玉 1二龍 まで37手詰

取られそうな金を捨て、4一飛成で合駒を尋ねます。桂合以外だと、2二歩、同玉、2三香の時に取ることができません。次いで2三香に対する合駒も、歩にすんなり決まります。大駒を相次いで切り飛ばして1二飛と据え、1四飛成以下は龍による追い回しとなります。




1953年5月17日

神戸新聞19530517北田重明

①2四龍 2二玉 3三龍 同歩 3二金 1三玉 1四馬 まで7手詰

初手2四龍は鮮やかな手で、同玉は1四馬以下同手数駒余り。2二玉に対する3三龍の押し売りが見えれば大団円となります。
残念ながら、①3五馬や1四金、1四歩でも詰みがあるようです。




1953年5月24日

神戸新聞19530524北田重明

1一桂成 同玉 1二金 同飛 2二金 同飛 2三桂 同飛 1二金 同玉
⑪2三歩成 1一玉 1二飛 まで13手詰

かわいらしい形から、持駒の連打により飛車の4分の3回転が実現。
⑪2三銀成は、現在ですと厳しく見られるかもしれません。




1953年5月31日

神戸新聞19530531北田重明

9三銀 同金 8一銀 ④同玉 7一金 同金 9一金 同玉 7一龍 9二玉
8二金 まで11手詰

変化
②9一玉は、9二金、同金、同銀成、同玉、9三金以下同手数駒余り。
④9一玉は、9二金、同金、同銀成、同玉、9三金以下変化長手数。

守りの金二枚を無力化することが解説の鍵。まずは8二金を上ずらせ、7二金は引かせて質駒にします。7一龍と金を取って解決しました。

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