詰パラ2015年7月号 ちょっとした感想
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表紙
私の印象としては、近代将棋誌での面白命名(詰上り)シリーズが強い作者です。
「龍が船にストン」「今夜も日本酒が旨い」「湖上でデート」などなど。
詰パラでも、氏がまだストックをお持ちであれば、個展というのも面白そうです。
そういえば、曲詰を好まない方がネット上では多いのでしょうか。
解答者には受けると思いますが…。私も嫌わない方です。
短期大学
4と5の入選回数が、高等学校と同じになっていますね。
大学
新担当者就任。
久保氏と、もうお一方。
ペンネームの担当者は詰将棋学校ですと、
(7月5日追記:大道棋教室は詰将棋学校に入るのかという問題もありますが、それよりも大学院の風みどり氏を失念しておりました。大変失礼いたしました。)
グラッジ…恨み+箱=織江の唄……どう考えても関係ありませんね。
もちろん、期待しております。
大学院
添川氏の2作。昨年もありましたね~(10月号)。
発表先が3誌あったのであれば、近代将棋に投稿されていた作品も少なくなかったのだろうな、とふと思います。
詰将棋デパート
4と5に何かが漂っている…。
看寿賞発表
22頁というボリューム。
受賞された皆様、おめでとうございます。
予想2年連続全部門外しということが回避されて、ほっとしています。
お前はどの作品を選んだのか?という質問はご遠慮ください(苦笑)
浦野八段の後任となる選考委員は北浜八段ですか、妥当な所ですね。
詰将棋サロン選者もこのバトンタッチでしたか。
一次投票、表が散らばっていますね。
出典がないということは、詰パラ読者なら「テレポーテション」は常識ということでしょうか。
半期賞受賞作品ではありますが、30年以上前の発表ですよね(詰パラ1983.5)。そんな常識は嫌です(笑)
結果として、6作受賞。
奨励賞や特別賞での4作受賞を除外しますと、昭和56年度と平成11年度と並ぶ多さでしょうか。
前者は初の1桁受賞・飛生4回・「イ」・「メガロポリス」・「月蝕」・「七対子」。
後者はB級順位戦首位作・「回転銀」・39香・「馬×馬」・「乱」・大道棋最長手数(当時)、「アルカナ」「らせん」などが受賞を逃がしていますね…。
今回は、短・中・長2作ずつ受賞でバランスが良いでしょうか。
満票を獲得した作品はなし。これは「位置エネルギー」の突出さか、それとも昨年の混戦の表れでしょうか。
ネット発表作から看寿賞が初めて出た訳ですが、個人的には、おもちゃ箱から出ても革新的という感じはあまりしません。
既に詰将棋展示室での出題は10年を数え、同じくらい、いえそれ以上の間ネット詰将棋界を牽引してきた実績があります。
そのようなことを考えると、雑誌掲載に準じるという思いがいたします。
とはいえ、大きな出来事と言えそうです。
宮原氏は2011年デビューですよね…(詰将棋サロン)。これからも素晴らしい作品を見せて下さいませ。
添川氏、12回の受賞って何じゃそりゃという感じであります。
2次選考3票で惜しくも届かなかったのは、馬屋原氏と佐々木浩二氏。
馬屋原氏は、短コン2位もありますが、アマ連杯握り詰での2位が続いたせいか、惜しくもが多いという失礼なイメージがありまして…。
決して無冠の帝王という訳ではなく、半期賞を2回受賞されていることも忘れてはなりません。
そうでした、アマ連杯も昨年は1位でしたね。
超弩級の作品を発表されて、あっと言わせることを無責任に期待させて頂きます。
来年に目を向けると鬼に笑われそうですが、個人的には、来年の中編賞と長編賞の推薦は既に1作ずつ決まっております。
ただし今後、変わることもあるかもしれません。
受賞作の中身に触れていないですと?うっ、耳が痛い…。
持駒のある風景
グループで出逢ったね夏の高原~石が飛んできそうですね、すみません。
結果稿
余詰が数作出てしまいました。
昔であれば、(有名作家の作品を)潰せてうれしいという感想もありそうなものですが、さすがに今はありませんか。
作者にしてみると、残念という気持ちは今も昔も変わらないものでしょう…。
九州G作品展
作品理解への厳しい道を思わされます。
私は全く分からないまま一生を終えるのか、と思うと少し暗い気分になってしまいます。
まあ、私は楽しめればよいと考える志のあまり高くない人ですので…。
福村氏のコメントを読むことができる6・7月号が刊行されてしまいました。
次は来年の6月号でしょうか…。