将棋世界2020年3月号 ちょっとした感想

当ブログでは珍しく、将棋世界誌の感想を書いてみたいと思います。
今月3日に書店で入手しました。
詰将棋が掲載されているページについて、紹介も兼ねて取り上げていきます。

懸賞詰将棋
2016年1月号から若島正氏が担当。
10~40手台が出題されており、翌々月に解答発表。
正解率は公表ですが、応募数は非公表のようです。

詰将棋サロン
2017年4月号から及川拓馬六段が担当。
17手以下の作品が毎月8作出題されており、翌月に解答発表。原則1作が優秀作に選ばれます。ハガキ・メールで投稿を受け付けています。
難易度は、初級(11手以下)・中級(13~15手以下)・上級(15手~17手)の3段階が設定されています。
1~12月号掲載作について、年間優秀作品選考会で最優秀作等が決定し、翌年3月号に結果が掲載されます。
2月号解説から、一部作品について記します。
1(岩村氏作) シンプルという言葉が似合う飛先飛香の表現ですね。
5(安田氏作) 塚田賞作家と同姓同名ですが、同一人物なのでしょうか…。
6(有吉氏作) 貫禄の優秀作。来年3月号掲載候補でしょうか。
7(野田氏作) 初入選で好作と思いましたが、類似作があるようで…。次作に期待です。

2019詰将棋サロン年間優秀作品選考会
3月号の楽しみといえば、このページ。
今年は有吉弘敏氏作が最優秀作に輝きました。おめでとうございます。
購入直前に並べた際、この作品が有力そうだけれども、詰将棋サロン「らしい」かどうかが懸念材料か、と考えていましたが見事な受賞でした。
他の作品ですと、個人的には荻原氏作(新人賞)、廣瀬氏作も…という感想を抱いていました。
新人賞の候補に谷本氏が挙がりましたが、ベテランということで外れてしまいましたね…(何とも言えない表情)。
同一作が多く出てしまったとのことですが、チェックの強化により減ることを期待しております。
同じ方の入選を年に4回までとは、存じ上げませんでした。
出題数については、6作や10作という時代もありましたし、常設ではないものの上級コースや新人コンテストといった別枠が設けられた例に鑑みると、月8作に捉われなくとも…というのが私見です。付録に出張という案もあるかと。

ホンマにやさしい3手5手詰
森信雄七段の「あっという間の3手詰」から2019年7月号に模様替えし、本間博六段が担当。
3手詰・5手詰が合計10作出題されており、同じ号に解答が掲載されています。

ステップアップ7手9手詰
中田章道七段の「実戦に役立つ5手7手詰」から2019年7月号に模様替えし、東和男八段が担当。
7手詰・9手詰が合計10作出題されており、同じ号に解答が掲載されています。

第1回詰将棋創作キッズチャレンジ
付録だけでも購入の価値があると書いても、過言ではありません。
若島氏が実行委員長となり、小学生以下を対象に作品を募集した企画がついに結果発表となりました。
A部門(最終手が桂、1~9手詰)、B部門(自由課題、17手以下)それぞれに最優秀作・優秀作・佳作を掲載。A部門は斎藤七段、B部門は谷川九段の講評も掲載されています。
月並みな感想ですが、感心させられる作品もあり、将来が非常に楽しみです。
第2回の募集が末尾に掲載されていますが、実現までたどり着くことを願っています。
投稿から1年ほどが経過しているはずで、その間に目覚ましい上達を遂げていても不思議ではないな、とふと思いました。

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