斎藤・北浜のプレゼン対決~私の愛した詰将棋~参加記(後編)

本日の記事は、前回に引き続き、12月15日(土)に大阪府茨木市で開催された、「斎藤・北浜のプレゼン対決~私の愛した詰将棋~」の参加記です。
2作目のプレゼンに入る前に、1作目の出典・手順及び2作目の図面が印刷された用紙が配布されました。
余談ですが、配布されたプリントに、第41期塚田賞長「篇」賞受賞と書かれていたことに感心しました。

北浜八段2作目 若島正氏作(詰将棋パラダイス昭和62年5月号)
七種合作品で、3年連続看寿賞中編賞受賞の2年目ですね。
「合駒が何回出るのか、どんな合駒が出るのかに注目してもらえれば」
変化が難しいということで、時折「盤上のファンタジア」で手順を確認しながらの解説でした。
他の合駒だと早く詰む理由を解説され、
・右上隅だけで7回合駒が出て、きれいに割り切れている
・作る立場になってみるとあり得ない程すごい
といった感想もありました。
なんでも、斎藤王座も合駒作品に挑戦中とのこと、いずれ見られるかもしれません。

斎藤王座2作目 高坂研氏作(詰将棋パラダイス平成17年8月号)
「詰将棋が好きになっていった頃に出会った作品。後に看寿賞を受賞したことで、自分も詰将棋を見る目があるんだなと思ったきっかけ」
銀の一回転が成立する理由に、多くの時間が割かれた印象でした。
・初手7四金が意味不明の捨駒
・並べてるだけで嬉しい手順
・初型に現れていない駒が一回転
・これしかないという手順が詰将棋の面白さ
というコメントが聞かれました。

2作目の紹介を終え、投票を経て再び休憩に。
8月に開催された若島さんの講座「詰将棋をつくろう」で創作された作品の紹介がありました。
ここで、現在までの得票を発表することに。
1作目 斎藤王座10票、北浜八段11票
2作目 斎藤王座14票、北浜八段7票
合計 斎藤王座24票、北浜八段18票
という途中経過になりました。斎藤王座がリードしているものの、逆転も可能な状況です。

斎藤王座3作目 波崎黒生氏作(パソコン通信平成9年10月)
「見覚えがない…」と思ってしまいました。
「現代詰将棋中編名作選」に掲載されていたかもしれない、という記憶が少しずつ蘇ってきました。
一次資料に当たることができないのが、残念と言えば残念です。
1作目・2作目と異なり、詰方の駒(飛)の回転を描いた作品。
・無駄に見える・損に見えるのが得、不利感が詰将棋の面白さ
・二回転だけではなく捨駒を入れつつこの通でやることに価値がある
・(手順を)見ただけで面白いと分かる、この企画に一番合っていると思い選んだ
といったコメントがありました。

北浜八段3作目 相馬慎一氏作(詰将棋パラダイス平成5年1月号)
結果発表号(柳原編集長時代)を持参、表紙4のギター広告にも言及されました。
2手目の変化を丁寧に説明の後、3四馬の移動中合及び以下の作意に言及。
・3四馬のような手はやりたいけれどもできない、まとまらない
・一切の仕掛けがない感じからあり得ないような手を実現させて着地をピタッと決めた
といった感想がありました。

以上で3作ずつ、計6作のプレゼンが終了。
持ち時間の20分を超えることも予想されましたが、そのような場面はありませんでした。

アンケートの記載と時を同じくし、参加賞として詰将棋パラダイスのバックナンバーが配布されました。
「私は大丈夫です、持っていますので…」と隣の方に申し上げたのですが、怪しげに見えたかもしれませんね。
叶氏の似顔絵が、どなたであるかという話題で盛り上がりました。答えは書いていないので、推測する他ありませんね。

3作目の投票結果は斎藤王座9票、北浜八段12票。
累計得点は斎藤王座33票、北浜八段30票。
斎藤王座の勝利となり、賞品が贈呈されました。

感想を尋ねられて、両者とも「ただただ楽しかった」と仰っていたのが印象に残りました。

会場を出る前、北浜八段に、波崎氏作は「現代詰将棋中編名作選」に掲載されていましたね、という話題をさせて頂きました。
斎藤王座に直接お話すべきでしたが勇気が出せず…この場を借りてお詫び申し上げます。
回転物であればブログ「借り猫かも」のご一読ををお勧めしますとも、申し上げられませんでした…。

会場を後にした私はあいも文化交流会館へ移動し、柳原さんとしばし歓談。
資料を共有するなどし、時間が過ぎていきました。
翌日早くからお仕事とのことでお別れした後は、21時からニコニコ生放送で裏短コンの生放送を見たり、ある資料を複写したりして過ごしました。


初めてお邪魔した会場でしたが、 (自称?)詰将棋にわかファンなりに、楽しむことができました。どうもありがとうございました。
普段あまり詰将棋に触れる機会がない方々にも、面白いと思って頂けたとすれば、大変喜ばしいことですね。
第2回もぜひ見てみたいです。

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No title

わずか3回のマッチアップですが、楽しそうな企画ですね。
できれば、同じ土俵(短編、中編、長編とか趣向作、構想作など)での対決
にした方が、選ぶ側ももっと楽しみと苦労がありそうな気がします。
第2回が開催されることを望んでやみません。

解答欄魔さん

今回は斎藤王座・北浜八段がご自分でテーマを意識して臨まれたようですが、あらかじめ決まっているのも面白いかもしれませんね。
短編と長編では、解説も色々と異なるでしょうし…。
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