斎藤・北浜のプレゼン対決~私の愛した詰将棋~参加記(前編)

本日の記事は、12月15日(土)に大阪府茨木市で開催された、「斎藤・北浜のプレゼン対決~私の愛した詰将棋~」の参加記です。
厳密には会合参加記ではありませんが、紛れもなく詰将棋イベント。
斎藤王座と北浜八段が好きな作品を3作ずつ選び、プレゼンテーションで勝者を決めるという企画で、今回が初の試みだそうです。

当日、新幹線で新大阪駅まで移動し、そこからJRで会場の最寄り駅である茨木駅へ。
受付まで時間があったため、茨木市立図書館(中央図書館)でひと時を過ごしました。
「時間があれば図書館」というのが、私の最近の傾向です。

茨木駅周辺に戻り、15時20分頃いよいよ会場へ。
ビルの1室に入り、靴からスリッパへ履き替えて受付をしていると、北浜八段にお声掛け頂きました。7月の詰将棋全国大会以来でしょうか。
「明日創棋会で、合わせて…」との指摘を受けました。おっしゃる通りです。

参加者は21名、北海道からという方も。
存じ上げている方はおらず。顔見知りの方にお会いするだけでは視野が広がらないと思いますので、こういう状況も歓迎です。
男女比は女性6・男性4くらいと会場を軽く見て思っていたのですが、実際は女性5・男性2だったようです。
詰将棋の会合では、まず考えにくい光景です。

15時30分になり、主催者の諏訪さんによるご挨拶。
普段はこども将棋教室やおとな将棋教室が開かれている会場ですが、特別企画として実現に至ったとのこと。
企画が持ち上がったのは、斎藤王座が王座戦の挑戦者になる前だったとのことで、状況は変化するものですね。
注意事項の告知の後、競技説明。

・1人3作ずつ、交互に紹介
・紹介時間は1作当たり20分、時間超過は1分(切り上げ)ごとに1票減
・1作ごとにどちらかへ投票し、3回の累計得票が多い方の勝利

紹介する作品はお互いに知らないので、被る可能性があるとのこと。
順番は振り駒で決定。諏訪さんが振り、歩3枚で斎藤王座からとなりました。

図面が印刷された用紙が配布され、いよいよプレゼンの始まりです。

斎藤王座1作目 山中龍雄氏作(詰将棋パラダイス昭和37年4月号)
「駒で遊んでいることが伝わる作品を用意しました、手順や流れだけでも楽しめる」と斎藤王座。
恥ずかしながら図面を見てもピンと来ず、「作者は山中龍雄さん」と告げられて、やっと四百人一局集掲載作と思い至った次第です。
「山中龍雄作品集」には収録されていませんね。
10手掛けて玉を一路左に寄せ、33角成を実現することに触れた後、「13手の中で駒を一回転、これが作った方の一番の狙いだったはず」と角の一回転に言及。
3作に共通するテーマは「回転」とのこと。
4月に東京で行われた「詰将棋作品の美しさと魅力について」では予定時間を超過されましたが、「今回は時間をコントロールする」と宣言通り、時間を残して締められました。

北浜八段1作目 上田吉一氏作「オーロラ」(近代将棋昭和48年5月号)
北浜八段の3作に共通するテーマは「合駒」とのこと。
67手と告げた時には、大きな反応がありましたね。
88角に対する四香連合に多くの時間を割いて、角に接して香を打たなければ引き、二枚角が連結して早く詰むことを解説されました。
「実戦で現れない手順を面白いと思ってくれたら」
最後の方で、
・「オーロラ」という名前が素晴らしい
・香4枚を使い切る
・(詰上りが)右上隅に収まっている
・大駒が全て消える
とポイントを挙げ、「企画の話を頂いたときに、時間制限があってもやりたいと思った。収束の変長を補って余りある作品」とコメント。
20分を少し切る辺りで終了となりました。
素人考えでは、「オーロラ」を手順紹介も含めて20分は大変だったのではないかと…。

両者の1作目紹介が終わり、投票用紙が配布。
「わかりやすい方」に丸を付けて下さいと用紙に指示がありました。
投票を済ませ、休憩に入りました。



想定より長文になりそうなため、勝手ながら2分割とさせて頂きます。

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