1996年詰将棋サロン入選作品

本日の更新は、1996年の将棋世界誌「詰将棋サロン」の入選作ラインナップです(敬称略、太字は優秀作)。
1996年1月号
1 初級 新潟 橋詰利夫 入選3回
2 初級 神奈川 野村量 入選57回
3 中級 熊本 岡島民雄 入選2回
4 中級 大阪 森本哲司 入選2回
5 中級 埼玉 中村宗男 初入選
6 中級 兵庫 谷向奇龍 入選3回
7 上級 神奈川 町田英祐 入選2回
8 上級 千葉 岡田至弘 入選6回

1996年2月号
1 初級 大阪 大和敏雄 入選12回
2 初級 東京 岡部雄二 入選10回
3 初級 神奈川 町田英祐 入選3回
4 中級 福岡 酒井博久 初入選
5 中級 大阪 谷口均 入選58回
6 中級 静岡 村木徳 入選10回
7 上級 愛知 植田尚宏 入選130回
8 上級 愛媛 岩崎守男 入選33回

1996年3月号
1 初級 大阪 柴田昭彦 入選19回
2 初級 東京 原島利郎 入選64回
3 中級 北海道 稲月健一 初入選
4 中級 広島 土屋交弘 入選23回
5 中級 大阪 大谷伊知郎 入選6回
6 上級 大阪 森本哲司 入選3回
7 上級 大阪 三浦司 初入選
8 上級 東京 永野秀夫 入選3回

1996年4月号
1 初級 京都 周藤裕也 入選4回
2 初級 埼玉 中村宗男 入選2回
3 中級 奈良 松崎準昭 入選4回
4 中級 大阪 谷口均 入選60回
5 中級 東京 吉村達也 入選12回
6 中級 広島 土屋交弘 入選24回
7 中級 東京 角建逸 入選8回
8 上級 北海道 小笠原隆治 入選6回

1996年5月号
1 初級 東京 吉村達也 入選13回
2 初級 千葉 宇山英気 入選51回
3 初級 埼玉 村山隆治 入選64回
4 中級 大阪 大谷伊知郎 入選7回
5 中級 埼玉 中村宗男 入選3回
6 中級 広島 流田義夫 入選8回
7 上級 群馬 桑原辰雄 入選160回
8 上級 神奈川 柳田明 入選7回

1996年6月号
1 初級 広島 土屋交弘 入選25回
2 初級 愛知 森長宏明 入選5回
3 初級 神奈川 望月昭 入選3回
4 中級 東京 吉村達也 入選14回
5 中級 大阪 若木栄登 初入選
6 上級 東京 江部健 入選15回
7 上級 東京 長壁敏雄 入選11回
8 上級 神奈川 菊田裕司 初入選

1996年7月号
1 初級 北海道 小野剛士 初入選
2 初級 埼玉 野口恒春 入選21回
3 初級 大阪 長生治彦 初入選
4 中級 大阪 大谷伊知郎 入選8回
5 中級 群馬 桑原辰雄 入選160回→入選161回
6 上級 東京 上村豊 入選4回
7 上級 愛知 植田尚宏 入選131回
8 上級 大阪 森本哲司 入選4回

1996年8月号
1 初級 大阪 大和敏雄 入選13回
2 初級 東京 則内誠一郎 入選7回
3 初級 愛知 清水透 入選2回
4 中級 広島 土屋交弘 入選26回
5 中級 群馬 桑原辰雄 入選162回
6 上級 東京 江部健 入選16回
7 上級 東京 吉村達也 入選15回
8 上級 新潟 市島啓樹 入選10回

1996年9月号
1 初級 愛知 細田強 入選20回
2 中級 東京 江部健 入選17回
3 中級 埼玉 柏川悦夫 入選53回
4 中級 広島 土屋交弘 入選27回
5 中級 東京 吉村達也 入選16回
6 中級 東京 安達康二 初入選
7 上級 大阪 浦野真彦 初入選
8 上級 愛知 内田昭 入選9回

1996年10月号
1 初級 東京 村瀬信也 初入選
2 初級 千葉 宇山英気 入選52回
3 初級 茨城 奥田典正 入選3回
4 初級 東京 安達康二 入選2回
5 中級 東京 榎本恭一 初入選
6 中級 熊本 高橋義則 入選5回
7 上級 福島 三浦司 入選2回
8 上級 群馬 桑原辰雄 入選163回

1996年11月号
1 初級 島根 佐藤将樹 初入選 ※同一作あり
2 中級 大阪 大谷伊知郎 入選9回
3 中級 鹿児島 本村誠人 入選3回
4 中級 福島 南倫夫 入選45回
5 中級 大阪 長生治彦 入選2回
6 上級 群馬 桑原辰雄 入選164回
7 上級 神奈川 関野憲文 初入選
8 上級 北海道 遠藤雄一 初入選 ※同一作あり

1996年12月号
1 初級 ボリヴィア 竪山道助 入選2回
2 初級 京都 周藤裕也 入選5回
3 中級 神奈川 望月昭 入選4回
4 中級 奈良 岡田敏 入選56回
5 中級 福島 三浦司 入選3回
6 中級 大阪 森本哲司 入選5回
7 上級 愛知 鈴木芳己 入選2回
8 上級 愛知 植田尚宏 入選132回



年間優秀作は以下の通りです。

年間最優秀作 吉村達也氏作 9月号5
佳作 柏川悦夫氏作 9月号3
    柳田明氏作 5月号8
    森本哲司氏作 1月号4
新人賞 三浦司氏作 12月号5
二上奨励賞 中村宗男氏作 1月号5
         榎本恭一氏作 10月号5

年間最優秀作(吉村達也氏作)を掲げます。
1996年吉村氏作

詰手順
9八金 同玉 5八龍 8八銀 同龍 同玉 7七銀 9九玉 9八金 同玉
6八龍 8七玉 8八龍 9六玉 8六龍まで15手詰

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同一作あり

11月号には2題も「同一作あり」がありますね。
そこでT-Baseで、詰将棋サロン(1960-2010)発表作で「同一作/類似作あり」「盗作」と記述のある事例を調べてみました。

[凡例]
#:便宜上の付番
登:T-Baseへの登場
 空欄=これが唯一
 丸囲み=登場回数(回数が少なく、聞き覚えのない作者名の場合のみ)
 ☆=有名作家
(真相はいろいろありそうで、断定はできないので、☆以外は「作者」名を伏せておきます。)

#  年月 登 「作者」
1 1968.01③
2 1969.06☆山中龍雄
3 1969.07☆北原義治
4 1969.11
5 1970.09☆北原義治
6 1971.04
7 1974.11☆青山龍彦
8 1975.06
9 1975.07
10 1975.08
11 1975.08
12 1975.09☆佐藤和義
13 1976.02
14 1976.06
15 1976.07②
16 1976.09③
17 1976.10③〃
18 1977.04
19 1977.04
20 1978.03
21 1979.08
22 1979.12☆星仁
23 1980.01☆添川公司
24 1980.11☆藤本和
25 1981.04☆山下雅博
26 1981.10
27 1981.12
28 1981.12
29 1982.06
30 1982.06
31 1982.07
32 1983.08
33 1984.06
34 1984.08
35 1984.08☆佐藤勝三
36 1985.08☆野村量
37 1986.01☆角建逸
38 1987.10③
39 1988.03
40 1988.04☆大西真
(続く)

(#2:盗用それとも冤罪?)

#  年月 登 「作者」
41 1988.06②
42 1988.07
43 1988.11
44 1989.06
45 1996.11
46 1996.11
47 2001.08

丸囲み数字を付した「作者」の他の登場事例で、同一作・類似作がある旨の記述のないものの図面を紹介していきます。

#1:第1作が「原田八段作に類似」ですが、この作は谷口均氏の「なつかしの好短篇」で紹介(近将1988.5、29番)。この作者はその後、2度の「復権」を果たしています―
 [1]将世1968.01(本作)
 [2]将世1972.10
  23玉11香21桂13歩33歩35銀65角/31銀52馬43龍/飛
 [3]パラ1992.09ヤングデ
  15玉14歩/29飛/飛桂

#15:同月の近将にも―
 [1]将世1976.07(本作)
 [2]近将1976.07鑑賞室
  26玉25歩27銀45飛/14と38龍43馬46銀/角

#16-17:唯一2度指摘されている人。3ヶ月連続登場の怪挙―
 [1]将世1976.08
  24玉13桂33歩34角/36歩45龍/角金歩
 [2]将世1976.09#16「盗作の疑いあり」と
 [3]将世1976.10#17

#38:3作目が「同一作あり」の指摘を受ける―
 [1]将世1984.11
  12玉13歩14銀25飛41銀/33金66角/角香歩
 [2]将世1985.06
  24玉12香14歩34歩/22角26角27歩/飛金銀
 [3]将世1987.10(本作)

(続く)

(#3:雪冤)

#41:こちらは2作目が―
 [1]将世1988.01
  41玉31桂52金/12馬22歩33歩51角63歩/金金銀
 [2]将世1988.06(本作)

#13について、「盗まれた」側のコメント―
「何ヶ月か後に同一の作品が「将棋世界」に載ったときは驚いた。作者(?)は全く知らない人だが、その月の首位になったので感謝したくなった(笑)。」(『一番星』第6番、58頁)
―とあるのですが、中野和夫氏の「原作」は近将1967.3なので、「何ヶ月か後」は不審。

無名の段階で「同一作/類似作あり」をやらかせば、「盗用/盗作者」の嫌疑を受け、角建逸氏が言及されている(上の引用個所の続き)「要注意者のブラックリスト」に収載されて、以後「作品」を掲載してもらうことは困難になる―従って名誉回復の機会も乏しい―はずです。

#1の「作者」のケースは断定できなかったので氏名非表示としましたが、#22の星仁氏は「汚名を晴らした」稀有な例のようです。T-Baseの全エントリーは―
 将世1979.12① 9手・盗作「佐藤庄平実戦詰将棋」=#22
 将世1997.02⑦17手
 将世1997.09⑦17手
 将世2004.09⑥17手
 将世2006.10②11手

(続く)

(#4:「類作あり」の取扱)

ところで、「1997年詰将棋サロン入選作品」(2016/02/18)及びそれ以降によれば、星仁氏の入選回数には#22も算入されているようです。「同一作あり」の指摘はどのようになされ、どう処置されたのでしょう。
最近の詰パラでは、「類作あり」と指摘されても「入選取消」にならない、のが常態となっているようですが。
有吉弘敏氏(2015.1短20結果稿)や柳原裕司氏(2016.3短コン33同)による強硬な「入選辞退」も、昨今のそういう風潮に対する反発の発露でしょうか。

(追補:森本哲司作四桂連合)

また、T-Baseのデータは、「1998年詰将棋サロン入選作品」(2015/12/25)にある11月号③のように、「同一作あり」という指摘の全てが入力されているわけではないようです。

ついでに、ちょうど高坂研氏のブログで紹介されている
  森本哲司・将世1998.06⑦17手
は、誌上ではどのように評価されていたのでしょう?
作者本人は『四百人一局集』で、山田修司作(63手・近将1963.11塚田賞、『夢の華』42番「新四桂詰」)を知らなかったことを相当強調されています(「無学文盲者の脅威」)が。私のgut feelingは、「山田作を下敷きに極限まで簡潔化した作品を作ろうと頑張って創作・発表したものの、やっぱり不遜・無礼だと思い直して、知らなかったふりをしている」というものです。具体的な目標なしにはこれだけの傑作はできなかったはず、と思うからです。

谷川さん

同一作や類似作の問題は(も)、難しいですね。
選者に過去の作品を記憶せよと言うのは、有名なものであれば別ですが一般的には酷な話です。
現在はデータベースや、同一作検索がありますが、それでも収録漏れなどによって同一作が出てしまうことはありますね。

私は極力盗作とは申し上げたくない立場ですが、特に新人作家の場合判断できませんね…。
簡素だったり、右上にまとまったりすると衝突の危険はあるでしょうし。
1回でブラックリストに入るのではなく、例えば数回続いた場合や、高い割合で
同一・それに近い類似作が投稿された場合に掲載されるのではないでしょうか。
もしかすると、見極め方があるのかもしれません。

「人間データベース」と称される程の記憶力を持ち、類似作には滅法強い印象のある山下氏に同一作があったというのは、初期の作品とはいえ意外の感があります。

波崎氏の文章ですが、単なる記憶違いだと思います。
実物やデータベースがなく、記憶を頼りにしている場合には、考えられるでしょう。
どうでもよいですが、私にもよくあります。極力、調べてから書くようにはしていますが。

星氏作ですが、読者から通報があったとのことです。
入選に関しては言及がなく、取消はなかったものと思われます。
なお解説文は意図が分かりにくく、盗作と断言してはいない気もします。
少なくとも、ブラックリストには入らなかったのではないかと。

ちなみに、詰将棋サロンは将棋世界2001年9月号にて「今回からは、同一作と判明したものはすべて入選取り消しとさせていただきます」との宣言がなされ、適用されています。
現在も継続しているかは不明です。

入選辞退は、反発云々ではなく、作者のこだわりではないでしょうか。
詰パラは結果稿で入選、余・不詰作は失格、類似作などは入選保留としていた時代がありましたので、その影響もあるのかもしれません。

恐らく、私も同一作への言及の全てを記録してはおりません。
「※同一作あり」は事実を書いているだけで、盗作とは申していないということも付け加えておきます。

森本氏作、将棋世界1998年7月号の解説には「(前略)この構想はすでにありますが、短編で実現したなんて、さぞかしコロンブスも驚いたに違いありません」とあります。
山田氏の四桂連合は有名な作品だとは思いますが、人によって知識は異なりますので、創作当時知らなかったというのも有り得るという私見です。

資料不備などにより、全てに答えてはいませんが、これにて返信とさせていただきます。
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hirotsumeshogi

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