詰将棋パラダイス入選100回区切り

前回の記事にはミスが複数あり、少々ショックを受けております。
さて、今回はどうでしょうか。

詰将棋パラダイス誌で、入選100回に達した方を紹介したのが前回でした。
今回は、200回、300回…と見ていきたいと思います。
以前は入選200回で「特別同人」、入選300回で「詰棋王位」という称号が与えられると書かれていた気がしますが、どちらも現在では見られませんね。定着しなかったということでしょうか。
後者は田中至氏と岡田敏氏しか用いていたことを存じ上げません。
それでは、見てみましょう。誠に勝手ながら、今後の展望も付けてみました。
入選回数は2015年6月号現在となっています。
入選200回以上の作家
氏名入選回数200回達成100回から所要
1田中 至3661974.97年5か月
2岡田 敏7631981.916年7か月
3吉田 健2441982.18年6か月
4柴田昭彦4341982.129年1か月
5藤井孝一2491984.99年10か月
6小西逸生2371985.720年4か月
7大和敏雄2941994.811年9か月
8山田康平3321996.34年7か月
9中出慶一4411999.312年9か月
10田原 宏2331999.1113年9か月
11藤井国夫2032005.737年2か月
12長谷繁蔵2372006.67年9か月
13橋本守正2362007.621年10か月
14新田道雄2082008.1223年9か月
15野村 量2732009.55年10か月
16北村憲一2222013.126年1か月
17八尋久晴2062014.1020年
18服部彰夫2062014.1210年3か月

岡田氏は、途中しばらく発表がない時期がありましたので意外に期間が長くなっています。
山田氏は、20代半ばでの達成でありました。
今後の展望
北川明氏が間もなく達成の予定、その後は少し間が空きそうです。


入選300回以上の作家
氏名入選回数300回達成200回から所要
1田中 至3661984.19年4か月
2岡田 敏7631990.48年7か月
3柴田昭彦4341995.1213年
4中出慶一4412005.15年10か月
5山田康平3322011.114年10か月

5人と、かなり絞られました。一定回数以上、入選を持続する事の大変さですね。
今後の展望
大和氏が迫っていますが、ここしばらく発表がありません。
その次は野村氏、あと30回弱ですが最近の発表ペースを考えると、もう少し掛かりそうです。


入選400回以上の作家
氏名入選回数400回達成300回からの所要
1岡田 敏7631993.83年4か月
2柴田昭彦4342009.1013年10か月
3中出慶一4412011.126年11か月

3年4ヶ月というのは…。無老の才人(小西逸生氏)という言葉もうなずけます。
柴田氏・中出氏は安定したペースという印象です。
今後の展望
田中氏は逝去されているので、有力は山田氏ということになりますが、まだ先の話でしょう。


入選500回以上の作家
氏名入選回数500回達成400回からの所要
1岡田 敏7631997.13年5か月

岡田氏の独壇場となりました。
ちなみに参考ですが、近代将棋誌では植田尚宏氏が達成されています。
今後の展望
中出氏が現在のペースを保てば、あと4~5年でしょうか。


入選600回以上の作家
氏名入選回数600回達成500回からの所要
1岡田 敏7632003.36年2か月

ややペースが落ち着いた、とは言えませんね。
今後の展望
これは…。


入選700回以上の作家
氏名入選回数700回達成600回からの所要
1岡田 敏7632007.124年9か月

82歳での700回達成となりました。
今後の展望
…。
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入選X00回記念作品#1

記念作品(展)の掲載実績をまとめてみました。例によって(2004年以前は)T-Baseに依拠。敬称略。

# 到達者 回数 到達  掲載 題数 作品原出典
1 北原義治 50 ?    1958.02 1 同人作家誕生
2 小西逸生 100 1965.03 1965.05 1
      200 1985.07 1985.11 2
3 岡田 敏 100 1965.02 1965.05 1
      200 1981.09 1981.09 2
      300 1990.04 1990.05 1
      400 1993.08 1993.09 2
      500 1997.01 1997.01 3
      600 2003.03 2003.04 2
      700 2007.12 2008.02 2
4 山中龍雄 100 1966.09 1966.11 1
5 田中 至 100 1967.04 1967.07 1
      200 1974.09 無し?
      300 1984.01 1984.06 3 詰棋王位記念
7 安達栄司 100 1971.09 1971.12 1
8 吉田 健 100 1973.07 1973.09 2
      200 1982.01 1982.04 2
9 柏川悦夫 100 1973.09 1973.12 1
10 柴田昭彦 100 1973.11 1974.03 1
      200 1982.12 1983.03 2
      300 1995.12 1996.02 2
      400 2009.10 未掲載
6 藤井国夫 100 1968.05 1974.09 2 同人入り記念
      200 2005.07 未掲載
(続く)

(#2)

11 藤井孝一 100 1974.11 1975.01 1
      200 1984.09 1985.01 2 特別同人記念
12 蟹江義長 100 1979.04 1979.09 2
13 北川 明 100 1980.11 1981.02 2
14 藤倉 満 100 1982.06 1982.09 3
15 大和敏雄 100 1982.11 1983.02 2
      200 1994.08 1994.09 2
16 新田道雄 100 1985.03 1985.07 3
17 橋本守正 100 1985.08 1986.01 4
19 中出慶一 100 1986.06 1986.08 3
      200 1999.02 1999.08 3
18 田原 宏 100 1986.02 1986.08 4
      200 1999.01 1999.11 5
20 北村憲一 100 1986.12 1987.09 2
21 清水一男 100 1988.07 1988.08 3
22 宇佐見正 100 1988.12 1989.01 2
23 山田康平 100 1991.03 1991.09 2
      200 1996.03 1996.05 1
24 塩見倫生 100 1992.08 1992.09 2
25 古関三雄 100 1993.09 1993.11 4
26 八尋久晴 100 1994.10 1994.11 2
27 平井康雄 100 1995.04 1995.05 2
28 長谷繁蔵 100 1998.09 1998.11 2
29 平松準一 100 1999.02 1999.04 3
30 原田清実 100 2002.01 2002.02 3
31 森 美憲 100 2003.07 2003.09 2
32 野村 量 100 2003.07 2003.10 2
34 服部彰夫 100 2004.09 2004.10 3
(続く)

(#3)

33 梅本拓男 100 2004.08 2004.12 2
35 詰棋迷人 100 2005.01 無し
36 相馬康幸 100 2005.10 2006.05 3
37 谷口 均 100 2007.01 2007.03 3
38 金子清志 100 2007.04 未掲載
39 近藤 郷 100 2008.06 2009.02 2
40 柳田 明 100 2008.06(2008.12 ~同人記念~私のベスト5)
41 宮浦 忍 100 2009.01 未掲載
42 三角 淳 100 2009.05 2009.08 2
45 谷川浩司 100 2010.05 2010.05 1
43 海老原辰夫100 2010.3 2010.07 3
44 岡本眞一郎100 2010.3 2010.07 3

[凡例]
・2010年末まで。
・配列は、作家ごとにまとめ、作家の並び順は100回記念作品の掲載順(未掲載者は到達時期により適宜挿入)。
・「#」:「同人作家一覧表」(パラ2011.2「持駒のある風景」)における同人作家No。
・「到達」:同表による。
・「作品原出典」:T-Baseにおける項目だが、特記すべき場合以外は割愛。(続く)

(#4)

[特記事項]
(1)藤井国夫「同人入り記念」の掲載時期は不審。
(2)〃の出題内訳は、必至・詰棋各1題。
(3)「古関氏百回記念」の出題者は、古関三雄2題、角田広志・水野拓成各1題。
(4)小西逸生と岡田敏の「入選百回」は同じ頁に掲載。
(5)中出慶一と田原宏の「同人記念作品」は、ともにパラ1986.06で、
①中出慶一 9手4頁
②田原 宏 9手4頁
③田原 宏 17手4頁
④中出慶一 27手5頁
⑤中出慶一 45手5頁
⑥田原 宏 19手5頁
⑦田原 宏 23手5頁
という順で収録。
誌面でのレイアウトは、見開き2ページで、上段が中出氏、下段が田原氏、という(かなり変則的な)ものでしょうか?

(#5=追補)

漏れ(中出氏300回)がありました。
追補に併せて、内容が完全アップデート版となるようにしました。到達号については『欠片』記事本文により、掲載号等については本誌を直接参照しました。敬称略。

# 到達者 回数 到達号 掲載号 題数

19 中出慶一 300 2005.01 2005.04 2
28 長谷繁蔵 200 2006.06 未掲載
17 橋本守正 200 2007.06 未掲載
16 新田道雄 200 2008.12 未掲載
32 野村 量 200 2009.05 未掲載
23 山田康平 300 2011.01 2011.05 3
46小笠原隆治100 2011.07 2011.10 6
19 中出慶一 400 2011.12 未掲載
47 石川和彦 100 2012.04 2012.05 3
48 利波 偉 100 2012.10 2012.11 3
20 北村憲一 200 2013.01 2013.03 4
49 菅野哲郎 100 2013.04 未掲載
50 YYZ   100 2013.08 未掲載
51 三輪勝昭 100 2013.09 2013.11 3
52 芹田 修 100 2013.12 未掲載
53 摩利支天 100 2014.02 2014.08 3
26 八尋久晴 200 2014.10 2015.03 3
34 服部彰夫 200 2014.12 2015.02 3
54 田中孝海 100 2015.09 未掲載

[凡例]
・配列は到達順。
(続く)

(#6)

[特記事項]
(1)「小笠原隆治入選100回記念」は、「持駒のある風景」のページで出題され、出題者は小笠原4題に古関三雄・北村憲一各1題。
(2)「北村憲一入選200回記念」は、出題・結果稿とも「持駒のある風景」(結果稿は3頁建て)で出題者は松田圭市・佐藤孝各1題に北村2題。

余談ですが、「山田康平入選300回記念」(結果稿2011.8)の
  特賞「AKB48将棋盤」(筒井浩実氏寄贈)
とはどういうものなのでしょう。気になります。「特賞」ということは、ただ者ではなさそうなので。

(#7=疑問)

本来なら2015/10/20の記事に対するコメントも含まれますが、取りまとめて――

(1)小西逸生氏と岡田敏氏の「同人入り」の順番
岡田氏の1965.2に対し小西氏が1965.3で1ヶ月遅れのように見えるのですが、小西氏が同人第2号、岡田氏が同人第3号として扱われているようです。どういう事情があるのかわかるでしょうか。
ちなみに、この扱いは北村憲一氏の「同人作家一覧表」に限られたものではなく、
 ・「入選百回」記念作品の並び順、
 ・「同人室」での並び順(10/20記事への拙コメント[同人室史#1]における[1]前史期の③~⑦)
からも伺われます。

(2)中出慶一氏と田原宏氏の入選200回到達号
『欠片』の記述と、私が参照した「持駒のある風景 144」(パラ2006.3)とで微妙に違っています:
 中出氏 [欠片]1999.03 [風景]1999.02
 田原氏 [欠片]1999.11 [風景]1999.01
  以上

谷川さん

#4について
(5)1986年8月号を確認しました。
見開き2頁、1段目が中出氏作(1~3)、2段目が田原氏作となっています(A~D)。
ちなみに3段目は同人記念作品とは関係のない記事です。


#7について
(1)
これは、当時の号が手元にありませんので、他の方が書かれたものを参照することしかできません。
1994年12月号、北村憲一氏「持駒のある風景」⑨に書かれています。
入選100回作(1965年)、出題は小西氏作3月号、岡田氏作2月号。結果発表は小西氏作4月号、岡田氏作5月号。
北村氏によると、「当時は結果発表が優先されて小西さんが二人目の同人作家となったのです」。
1987年以前の詰パラは、結果発表時に入選回数が付けられていたのはご存じかもしれません。1965年当時が私の知る制度と同じであった保証はありませんが。
同人作家一覧は、12人目以前は北村氏のデータに拠っていますので、同じ並びになりますね。

(2)
中出氏は、1999年3月号の大学「ナハトムジーク」。
田原氏は、1999年11月号の田原宏入選200回&出版記念作品展①で達成となっています。
北村氏のデータは独自に集計したものということであれば、難しい話になりそうですが。
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