詰パラ2015年9月号 ちょっとした感想

本日は、詰将棋パラダイス9月号のちょっとした感想を書きたいと思います。
今月の詰将棋
表紙
活動を続けておられることに、敬意を表したいです。
私も次世代のために、何ができるかを考えなければ…。
「解けてうれしい詰将棋」のアーカイブは、見応えたっぷり。

小学校
タイムは計りません。
理由は簡単、5作全ては解けないからです。
すぐに解けるという方は、私に言わせればエスパーです。

中学校
選題の言葉の最後の文、これは…同意せざるを得ないような。

高等学校
全作6×6以内ですね。

短期大学
解答を出せる日は来るのか…。

大学
たま研、幹事さんでは…と一瞬思ってしまったこの頭。

大学院
札幌市の作家2作ですね。

デパート
比較的新鋭ですが、豪華さを覚えるメンバーです。
久保氏が最古参ですか(やよい氏が別名義で以前から発表という可能性はありますが)。
数年後、さらに価値は上がるかもしれません。

たま研作品展
票を入れた作品が全て掲載されています。
私の見る目も捨てたものではない?

鈴川氏の入選回数が96に。
12月号の短編コンクールはシードをお持ちなので、投稿されれば掲載確実。
18歳台での達成が、いよいよ現実味を帯びてきました。


全国大会レポート
大会の模様を思い出します。
もう1ヶ月以上が経ったのですね…。

そういえば、中村氏を創棋会の重鎮とする表現に違和感を覚えました。
年齢・初入選等を考えますと、重鎮というよりは、中堅という方がふさわしい気がするのですが。
創棋会には、小島・北川明・柴田・中出・長谷・平井孝・山本勝・吉田氏というメンバーもいらっしゃいますし(中村氏は違いますが、もしかして饗宴メンバーも重鎮と呼ばれる時代になったのでしょうか…)。
きっと、積み重ねてきた実績がそう語らせるのでしょうね。


推理将棋
最近、詰将棋おもちゃ箱にかつての詰将棋全国大会レポートが順次掲載されてきています。
解答者の大橋雅道氏は、第1~3回全国大会に参加された方と同一人物ですかね。
内容とは全く関係ありませんでした…。


読者サロン
四者四様で、面白いですね。
この視点、全く思いつきませんでした。
穴沢氏は昨年のアマ連杯握り詰にも応募されていまして、その作品群を見る限り添川氏ではないと思いますが…。
添川氏の短編がまた見たいとは思います。

天野宗歩の詰将棋については、以前にも読者サロンへの投稿があった気がするのですが、無責任なことに詳細が思い出せません。

読者サロンデビュー、してみようかな…。


結果稿
詰将棋順位戦
A級…ほほー。
B級…ええっ。
C級…開く手が重い…。

これだけでは内容がありませんので、もう少し綴ってみたく思います。

A級
関東勢4人対関西勢2人の対決となった訳ですが。
2人の強さが目立つ形となりました。叩き合いを制したのは…宮原氏でした。
おめでとうございます。
初出場からC級→B級→A級とストレートに駆け上がり、いきなりA級優勝を成し遂げたのは、
楓香住氏(第8期C級1位→第9期B級2位→第10期A級優勝)
金子清志氏(第17期C級2位→第18期B級2位→第19期A級優勝)
に次ぐ3人目でしょうか。
楓氏の生年月日は存じ上げないのですが、最年少A級優勝は堅いでしょう。
岡崎氏の予想、前年の上位3作の作者ですから、あながち的外れとも言えない?
筒井氏の解説はもう少し辛いイメージがありましたが…。

B級
水谷氏、多くの百戦錬磨を向こうに回しての2期連続1位昇級は凄みを感じます。
上記「ええっ」の正体は市島氏の降級、来年は第7期以来実に20年振りのC級でしょうか。

C級
何となく嫌な予感が漂います。
小林氏のC級参戦は初めて…ですよね。
頁を読み進めて、結果が出ていないのは楓・小林・柳田3氏。
おいおい、詰将棋順位戦の経験が豊富であるこの3人の中で、2人が降級かいな…。
あまり見たくないと2日ほど逡巡(大げさでなく)した末に、ようやく全てを知りました。
残留は小林氏。ほっとしたのが正直な所ですが、複雑な気持ちにもなりました。
2氏の実績については、風みどり氏が書かれていますね。

C級から降級となってしまった方々。
これからも作品を発表されるであろう2氏と異なり、動向が心配されるのが楓氏。
半期賞3回・短編コンクール2位という実績のある作家ですが、1997年以降、詰将棋順位戦以外の発表作は2008年の短編コンクールのみ。
順位戦から姿を消すと同時に、冬眠に…という方もいらっしゃるようで、懸念を払拭して頂きたいです。
今年の短編コンクール辺り…投稿されても、抽選を通らなければ掲載されないですが。

おっと、順位戦予想の結果も書いておかねばなりません。
無謀にも作者名だけでの予想を行ったわけですが。

A級
中村氏が正解。
B級
水谷氏が正解。
C級
武島氏が正解。
昨年昇級されなかったのが不思議なくらいだ、と私は思うのですが…。
8分の3。予想センスの無さが改めて浮き彫りとなった格好です。
来年は作品を解いた上で予想を…これはちょっと厳しそうですが。

最大の問題点は、作品自体の記述がないことですね。
後で、ゆっくり鑑賞しようという所存です。


やさしい大学院
「杏林」の結果稿。都玉での四香詰ですね。
作者名は花野香氏とあります。

おもうに、四金詰(詰パラ2012.6)…遠山四郎氏、四桂詰「春風」(詰パラ2010.12)…高鳶桂氏作と同一人物でしょう。
全駒のこのシリーズですと、七條兼三氏を思い起こしますが。
残るは銀ですか。発表済でしたらすみません。


詰将棋デパート
全題正解者9名ですか…。
まあ、過去に1名ということもありましたが。


編集室
27名の方に入りますね。
私と会話するのはなかなか難しそうです。
なにせ地味ですから…。
かなり薄れてしまったものの、参加者一覧でお話しした方を数えてみると、13名でしょうか。



9月号に関してはここまでですね。
以降は、フライング気味?の話ですが。

短編コンクール
手数が10月号で発表されると思います。
平成8年に復活して以来、7、11、9、7、9、11、7、9、11、7、9、11、9、7、11、9、7、9、11と来ています。
7手が有力と思いますが、9手の可能性も捨て切れません。
駒数は今年も10枚以内なのでしょうか。

詰将棋デパート
担当の會場氏が今年限りとのことで、12月号ではぜひ拡大版を!と思う次第です。
前例は2002年1月号にあり、その時は一挙16作が出題されていますね(巻末は山田康平氏の初形曲詰「馬」)。
絶連特集の作品が集まらない、解説が大変という難点はありますが。
絶連特集+それ以外の2階建てという妄想も。
人の苦労も知らないで、と言われかねませんがお許しを…。
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しょぼーん

添川公司氏には、「『駄作』以外のあらゆるジャンルで作品を発表している作家」というイメージがあります。
なので、アマ連杯の「その作品」は添川氏のものではない、と推定されるのは、「別の作家の『刻印』が読み取れる」ということでしょうか?

ついでに、旧作ですが、次の添川氏の短編について、「読者サロン」に投稿しようかな、と考えております。――
  15手・詰パラ1981.11高校
  攻方:27金44香46歩49香69香
  受方:43銀45と54玉58歩59と88歩
  持駒:飛飛
――どういう着眼での原稿だか、お分かりになりますか?

それから、「杏林」の詰上りは54玉ですね。

谷川さん

まずはお詫びを。
穴沢氏が握り詰に出品されていたのは間違いありませんが、作品に名前が付されていないので、どの作品とは断定できませんでした。
記憶違いとしか言いようがなく、文章を一部修正いたしました。

「杏林」の詰上りはご指摘の通りで、訂正いたしました。

添川氏の作品(山葉桂名義での発表ですね)、二枚飛の遠打と考えてみましたが、ちょっと分かりませんね…。

「読者サロン」投稿!!?

(1) 穴沢作品の件、断定的な書き方ができるのなら、来週くらいに読者サロンに投稿する予定の別の原稿(私の第3弾です)のマクラに使おう、と考えていたのですが、残念です。それにしても、もともと「意味深」な文章が、ますます不可解に。
(2) 偶然ですが、「54玉型と55玉型の違い」は、10月号結果発表の「戴冠式」の価値評価("someone like you",2015/08/02)で問題になるかもしれません。私などには分からない「創作技術」の世界の話でしょうが。
(3) 「二枚飛の遠打」作品は、「作者が添川公司氏」というのも重要なポイントになります。原稿案のキーワードだけ列挙しておきます。――
  起:『般若一族全作品』
  承:「繰返し趣向全盛の詰棋界にも、革命の嵐が吹き荒れる時が来た」
  転:「エマージェンシー」の修正
  結:桑原幹男作品、この作品
(4) ところで、谷口均氏のリクエストに触れていないのは何故? 「不言実行」ということでしょうか。「入選300回を超えた作家達」(2013/03/25)を利用すれば、簡単に回答できそうですが。

谷川さん

かなり前の記事まで読まれていますね、恐れ入りました。
何について書いたかは、伏せておくこととします。
日の目を見るかもしれませんし、見ないかもしれません。

桑原幹男氏作、ネット上では「借り猫かも」で見ることができますね。

箱庭の人?

(一部敬称略)――

 [1]高鳶桂
 [2]遠山四郎
 [3]花野香
この3人は同一人物だろう、という考えには同意見です。
なので、[1]の作者コメント(石黒・若島両氏への謝辞)により、その正体は明らかだと思います。
なお、[2][3]の作者コメントに「(笑)」が出てくることが、同一人物説の傍証になるでしょう。

さらに、住所が「東京都」となっている、変名らしき次の名義も同一人物のものだろうと推測します。
 [4]私設応援団有志「出雲のイナズマ」(2011.6読者サロン)
 [5]いなずま会「出雲のイナズマⅡ」(2013.8デパート:「私設応援団有志」から名義変更)
 [6a]甘川春海「天元防衛を祝して」(2013.3読者サロン:天→元の立体曲詰)
 [6b]甘川春海「井山先生の快挙を祝して」(2013.12読者サロン:5→6の立体曲詰)

ただし、
 [7a]初入選 永井桂之介 2009.11新人コンクール
 [7b]入選2回 永井桂之介 2011.2デパート
は、変名のようですが、
 ・[7a]が新人コンクールであること、
 ・[7b]に関する担当(岡村孝雄氏)の書きぶりが新人に対するもののようであること、
から本当の新人であると思います。

さて、話題になった
 [8]かんかんのう「Dragon Knight」スマホ詰パラNo.4903(2014.12、煙詰)
も同一作者でしょうか?

いなずま会会員?

書き漏らし――

[4]→[5]の名義変更については、
 「いなずま会」=「私設応援団有志」+α
つまり合作・補作を反映、という可能性も考えられます。
αとしては、若島正氏が有力だと思います。

ところで、作品集『箱庭』はどうなったのでしょう? 『詰将棋メモ』の同書に関するページ(2010/03/11立ち上げ)は、7/31で突然途切れている感じですが。

救急箱

同一人物説の傍証を追加――

[3]の作者コメントで、「赤十字」と言わずに「救急箱マーク」という言葉を使っているのに、私は違和感を覚えていたのですが、同じ作者(?)による用例がありました。象形の立体曲詰です。
 〇〇〇〇「救急箱」9手・詰パラ2006.11ヨチヨチルーム⑩
 攻方:13と14角46桂53歩54香55銀
 受方:15歩22銀23香25銀26歩32歩36と42角43玉45歩
 持駒:香

ちなみに、私がこれらの作者のアイデンティティに関心を持っているのは、「詰パラ初入選から入選〇〇回までの最短記録」を問題にする際に「異名義使用分を合算した場合」どうなるか、が気になったからです。

訂正

「救急箱」は7手詰でした。
「きゅうきゅう箱」だけに「きゅう手詰」の方が良かったのですが(笑)。

十手詰

この駄洒落を出した以上、当然言及しておくべき「名作」がありましたね。
訂正で慌てふためいていたとはいえ、お恥ずかしい限り。

  鳥越九郎「十手詰」詰パラ1955.12読者サロン
  攻方:42飛45桂57龍64銀
  受方:43桂44桂56金65玉
  持駒:金

奇しくも、こちらも(本当は)7手詰。

谷川さん

かんかんのう氏については、全く情報がありません…。

作品集については、様々な事情があるのでしょうとしか書けません。
最近は、本に仕上げるというのは大変なことだいう風に感じております。

名義に関しては、難しい所ですが。
別名義での発表となっている以上、入選回数を合わせてしまうのはどうかなという思いです。
また、同一人物であると明示していない場合は、推測の域を出ませんし。

天野宗歩・投歩

手元にある詰パラ(2005年以降)の「読者サロン」の索引を作った際の副産物――

(1)井上賢一氏の論考に関連して言及されている投稿は、
  C000「幕末の図式から」(2011.7)
のことでしょうか。
内容は、天野宗歩作を
  ▲56龍→飛、▲67角→馬、▲→▽79銀、持駒:なし→桂
と改変した自作(37手)の発表でした。

(2)ついでに、菅野哲郎氏のフェアリー方面での棋名には「伊藤萬寿」(饅頭)があるということ(『四百人一局集』)なので、「伊藤妖看」(羊羹)、「天野投歩」(豆腐)も菅野氏でしょう。
ちなみに、この間で唯一の橋本孝治氏による読者サロン投稿は、「早詰指摘」(2008.2)で、天野投歩氏作自殺詰366手に関するものです。名義は「神無七郎」ではなく「橋本孝治」を使用されています。

谷川さん

詰パラ2011年7月号を確認しました。
多分そうだと思います、情報ありがとうございました。
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Author:hirotsumeshogi
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