この詰将棋作家~に登場した方々

「この詰将棋がすごい! 2015年版」が先月出版されました。
2010年版・2012年版に続く3冊目。
今更私が申し上げるまでもなく、ボリューム豊富の本であります。
次回は再来年でしょうか。来年であれば嬉しい誤算なのですが。
今回取り上げるのは、久保・宮原氏著「この詰将棋作家がすごい!」で紹介された作家です。
9氏が紹介されています。
作品の解説にああだこうだ、と言うつもりは全くありません。

あれと思ったのは、最近見掛けない作家の方もいらっしゃる気がしたことでした。
実際のところはどうかということで、調べてみることにしました。

何度か申し上げていますが、データベースを持っていないという弱点を抱えているので、怖いところです。
なお、入選作のみ(詰パラは2015.6・将棋世界は2015.8まで)を対象としている点、北岡氏に関しては不完全で
ある点ご了承ください(以下一部を除き敬称略)。



森田雅博
発表誌:詰パラ(11回)
初入選:詰パラ2008.8新人コンクール
2008年 1作
2009年 4作
2010年 4作
2011年 2作

久保氏が解説されている詰パラ2011.4小学校の作品が現在のところ最新でしょうか。


長谷川大地
発表誌:詰パラ(4回)・将棋世界(2回)
初入選:詰パラ2010.2表紙
2010年 5作 ※詰将棋サロン谷川賞
2012年 1作

詰パラ2012.7高等学校の作品が現在のところ最新でしょうか。


青木裕一
発表誌:詰パラ(15回)
初入選:詰パラ2013.8小学校
2013年 5作
2014年 7作 ※他に解答選手権1作
2015年 3作 ※他に解答選手権2作

デビューからまだ2年ですが、少しずつその名が知られてきていますね。


原田慎一
発表誌:詰パラ(15回)・将棋世界(7回)
初入選:将棋世界2001.4
2001年 1作
2004年 2作
2005年 2作
2008年 1作
2009年 2作
2010年 3作
2011年 4作
2012年 3作
2013年 3作
2014年 1作

安定感のある感じでしょうか。


平尾一土
発表誌:詰パラ(8回)・将棋世界(1回)
初入選:将棋世界2010.1
2010年 5作
2012年 1作
2013年 2作
2014年 1作

デビューの年に5作発表後、少しずつという感じですね。


北岡正一
発表誌:詰パラ(20回)・近代将棋(不明、3回くらいか)・将棋世界(6回?)(他にもあるかもしれません)
初入選:近代将棋1973.11(四百人一局集による)
2010年 1作 ※詰パラでは27年振りの入選
2011年 3作 ※詰将棋サロン佳作
2012年 10作
2013年 5作
2014年 3作

「四百人一局集」を読んで、詰棋歴の長い作家なのだなと思いました。
データ不備のため、2000年以降の入選歴とさせて頂きます。


川西直哉
発表誌:詰パラ(5回)・将棋世界(19回)
初入選:将棋世界2006.11
2006年 1作
2007年 1作 ※詰将棋サロン谷川賞
2008年 4作
2009年 2作
2010年 4作
2011年 3作
2014年 2作
2015年 7作

将棋世界のイメージが強い作家です。
昨年からは詰パラにも進出されています。


町田和也
発表誌:詰パラ(2回)・将棋世界(1回)
初入選:将棋世界2010.10
2010年 1作
2011年 1作
2012年 1作

さらなる発表が待たれる作家と言えましょう。


天内啓介
発表誌:詰パラ(5回)
初入選:詰パラ2012.2
2012年 1作
2013年 2作
2014年 2作

こちらも寡作という印象です。
1作ごとに時間を掛けておられるのでしょうか。



こういった調査結果でした。
なるほどという所あり、そうだったのかという所ありという感想でした。
挙げられている作家はもちろんのこと、より多くの作家の方々の活躍が見たいです。
発表媒体が増えることが望ましいと思うのですが、厳しいですかね…。

数字だけなのか、というツッコミを受けかねませんので、1作だけ紹介いたします。

長谷川氏作

長谷川大地氏作
将棋世界 平成22年4月号
詰将棋サロン谷川賞

詰手順
2七金 1八玉 2九銀 同玉 3七金 2八龍 3八馬 1八玉 2七龍 同龍
同馬 2九玉 3八馬 1八玉 1七飛 同玉 2七馬まで17手詰

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北岡正一と八人の若人(?)たち

(1)T-Baseによる北岡正一氏の作品概要(2010末迄)―
・全部で31題
・近将「三手の詰み」1973.11~1982.7 計17題
・他の作品は年代順に
①15手 近将1975.10鑑賞室
② 9手 パラ 1977.06短編競作展
③ 5手マガジン1979.01
④ 5手マガジン1979.04
⑤11手 パラ 1979.06短編競作展
⑥ 9手 近将1979.08鑑賞室
⑦ 5手・余詰・パラ1979.11診療所
⑧47手・余詰・パラ1980.03大学
⑨37手 パラ 1980.07大学
⑩ 7手 パラ 1983.03小学校
⑪11手ジャーナル1987.06
⑫21手ジャーナル1988.01
⑬ 5手 将世1992.11 5手詰めコンテスト
 (2位:『四百人一局集』所載)
⑭11手 パラ 2010.12短編コンクール

ところで、2010.12やさしい大学院の例題として採用(非入選)されている71手詰が、唯一の長編発表作でしょうか。その記事からは、「作り慣れている」雰囲気が漂ってきますが。

(2)この論考に登場する(北岡氏以外の)方々のプロフィール情報の所在をまとめておきます。詰パラ誌上のものしかありませんが。
森田雅博・長谷川大地・平尾一土(いちと)の3氏については、パラ2010.5(650号)「650手作品展」に若干のプロフィールがあります。ちなみに、この作品展での若年者は(順に)石井修太朗氏(13),森田・長谷川両氏(14),深和敬斗氏(16),平尾氏(17)。
(続く)

(続き)

また、パラの表紙への登場は、長谷川(2010.2)・原田慎一(2013.6)の両氏。原田氏は少し年配の方なんですね。なお、執筆者の御両人も登場しています(宮原氏2012.6・久保氏2014.10)。
(長谷川氏は当時、浜松市の中学生でしたが、『詰将棋劇場blog』2015-11-08によれば、今は総社市の学生とのこと。また、氏のblogを見た記憶がありますが、題名等は失念。「9×9の宇宙」?)
なお、森田雅博氏は、連載「創作指南」に2回(2010.5・同10)登場。更に「新人コンクール」には3回も出場(2008.8・2009.3・2009.7;順位は3・4・2位)しており、「森田まさひろ」の名に懐旧の情を催した、という趣旨のコメント(今川健一氏)が寄せられています。
裸玉研究の小沢正広氏、デパート担当を務めた山下雅博氏もいますし、「まさひろ」は詰棋界ではprestigiousな名前なのですね。
そういえば、マサヒロという名前の豆腐ありませんでしたっけ? 9年くらい前に、男前豆腐店というメーカーから出ていたような。

(訂正)

(誤)2010.12やさしい大学院の例題
(正)2012.12やさしい大学院の例題

谷川さん

北岡氏は、短編中心の作家という印象があります。
入選に関しては、実際に当時の誌面を見なければ分からないこともあるので、難しいですね…。
豆腐については、全く存じ上げませんでした。
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hirotsumeshogi

Author:hirotsumeshogi
少ない知識をフル活用させています。
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相互リンクは詰将棋関係のものであれば原則受けさせて頂きます。

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