第8回たま研参加記(懇親会編)

たま研参加記、前回に引き続き、懇親会以降の出来事を箇条書きのようにまとめておきたいと思います。
その場限りにしておくべき話は書いていない…はずです。

興味によって、偏りがあることはご了承ください。
他の方のレポートと比べると、本当に同じ場にいたのか…という感想も出てくるかもしれませんね。
懇親会。ほとんどの方が参加されました。
河内さんが乾杯の音頭を取り、宴は始まったのでした。
角さん・飯尾さん・新ヶ江さん・深井さんと饗宴メンバーがひとかたまりになっているのは、壮観でした。

課題作の結果発表。
昨年通りであれば、9月号での出題でしょうか。
あと半月でお目見えですね。

私は、基本的に聞き手というスタイルで座っておりました。
お話しできるようなネタもありませんし…。
結局私の得ている知識というのは、後からのものなので、実際に同時代として経験した方の話を伺うというのは、非常にためになります。
席は成り行きで決まるものですが、私にとってかつての近代将棋誌の話を聞くことができた、今回の席は結果的によかったです。

構想作にはついていけないという声も。
私が言うのであれば力不足と一蹴されること必至ですが、作家でもそういう方がいらっしゃるのですね。

柿木将棋の以前のバージョンで解けないというデパート田島秀男氏作。
話題には上がっていたけれども、どういう作品なのだろうという声がありました。
そこで、Ⅸで以前解いてもらった手順を並べてみました。

他に、話題になった作品はこちらです。再掲という形になりますが…。


たま研近藤氏作
近藤 孝氏作
近代将棋 昭和42年11月号
第30期塚田賞短篇賞受賞

3一飛 同金 2三飛 3二玉 2二飛成 同玉 2三金 2一玉 3一と 同玉
3二金打まで11手詰




たま研若島氏作
若島 正氏作
近代将棋 昭和42年11月号
第30期塚田賞中篇賞受賞

2二飛 1三玉 2四角 1四玉 1二飛不成 2三玉 3二飛成 1四玉 1二龍 同香
1五歩 2三玉 4二角成 2四歩 同馬 2二玉 2三歩 1一玉 3三馬 同桂
2二歩成まで21手詰




山田修司氏の「名局リバイバル」の話題も。
そろそろ、連載開始から半世紀が経ちますか。

上田・若島氏の影響の大きさも改めて感じました。

非常に嬉しい言葉を頂きましたが、これは私の中で取っておきます。

3時間を感じないひととき、あっという間に過ぎていきました。
「若手」作家の谷本さんが締め、関西風?の万歳三唱。
声を限りにという感じに思えましたが、その後も声がかすれていなかったことからすると、余力があったのでしょうか。


二次会にも、20人以上がなだれ込みました。
やや狭さもありましたが、これも一興。
今度は飯尾さんによる乾杯の音頭。

利波さんが持参された、枻将棋賛歌の詰将棋特集号。
駒場和男氏の「王」の字が表紙作。
詰将棋研究会も紹介されていますが、写真に映っているメンバーがこの場にもいらっしゃる…。

同じく利波さんが持参の、ガリ版刷りの本も。
状態の良さにびっくりしました。
なぜだろうと思いましたが、「歩二桂三文庫」の判を見て納得。
中里善則氏の蔵書だったのですね。
門脇芳雄氏の文章によると、本を入っていた袋に入れ、冷房を掛けて保存していた方との事。

来年の講義をどうするか、といった話もありました。

若手の方々とはちょっと距離を感じました。
駒の配置やルール、そして作品の批評など、あの熱量にはついていけません…(一部の方は、テンションがハイだったという説もありましたが)。
率直な物言いが投げかけるものも、少なくないですね。
そういえば、途中で不利不詰という言葉が聞こえたのですが空耳でしょうか。

と書いてきて、馬屋原さん以外の方と一言も交わしていないことに気付きました。
実際に話してみると、感じ方も変わるかもしれません。
まあ、作りも解きも原則しない私との会話は、あまり意義の感じられないものであった気がしますが…。


新宿にホテルを取っていた私、二次会の解散後は小田急で移動。
新宿駅に到着してからは、連絡通路が閉鎖されていたり、地上に出られなく(!)なったりというハプニングもありながらも、何とかホテルにチェックインすることができました。



今回も、楽しく参加することができました。幹事の皆さん、ありがとうございました。
回数を重ねるごとに参加者が増えていくたま研、次回は果たしてどうなるのでしょうか。
個人的には、妻木さんとお話しできたのが特に嬉しかったです。

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