詰パラ2015年6月号 ちょっとした感想

本日は、詰将棋パラダイス6月号のちょっとした感想を書きたいと思います。
今月の詰将棋
第26期詰将棋順位戦
全員参加、喜ばしい事です。
A級6に唯一題名が付いていますね。どなたの作品でしょうか(棒)。
次回更新予定の記事で、もう少しだけ掘り下げる予定です。

同人室(第79回)
こちらは淋しいです。
順位戦の重量感あふれるものとは異なった、味のある作品も見たいのですが…。

詰将棋デパート
橋本哲氏!
いくら寡作といっても入選10回はないだろうと思っていましたが、私の持っている穴あきデータとは整合しますね…。
あくまでも回数が正しいとしてですが、1982年5月号大道棋研究室以来、33年振りの登場ですか。
当時の大道棋研究室では「疑問局」も出題されていたと書けば、年月の経過がよりはっきりするでしょうか。


平成26年度七條賞
昨年に続き、満点は2名。おめでとうございます。
福村氏はついに10年連続満点を達成。13年連続首位と共に、空前絶後でしょう。
秋風子氏が3位タイ。難解作をものにする読みは伊達ではありません。
ベスト10に常連の今川・加賀両氏の名前が見られないのは意外の感がありました。
累計得点では、加賀・福村・和田三氏が1万3000点を突破されました(加賀・福村氏は連続得点でもあります)。

参考 累計点数ベスト10(平成26年度まで)
1 加賀孝志 13587
2 福村努 13451
3 和田登 13058
4 小林徹 12446
5 斎藤博久 11358
6 日下通博 11192
7 今川健一 11184
8 高沢武夫 10769
9 吉田清二 10372
10 詰鬼人 10036
太字:連続

今川氏の連続ベスト10入りは15年でストップ。福村氏が今回の結果により15年連続となって並びました。
編集部が得点を集計する形となった平成3年度から25年度まで、連続してランクインしていたのは6名。
全員が今回もランクインし、それぞれの記録を24年連続に伸ばしました。27年度もランクインすると25年連続となります。
25年といえば四半世紀。長年コンスタントに解答を続けて来られたということで、達成の暁には表彰があってもいいと思うのですが…。


第4回門脇賞
片岩裕貴のペンネームはこの方だったのですか、存じ上げませんでした。
個人的には、昨年の時点でスマホ詰パラが、2014年一杯まで滞りなく更新されていればエモン氏かなと思いました。
ですが、結果に異論があるのではありません。


第2回春霞賞
異論ありません。大賞作は手順を並べるだけでも楽しめ、意味を理解できれば別の観点からも味わうことができるのではないでしょうか。


大道棋よもやま話
賞品につられて挑戦した口ですが、恥ずかしながら撃沈しました。

名局ライブラリー
名作登場。
塚田賞作品の紹介が第54期に到達した訳ですが、果たしてこれからはどうなりますか。

第31回詰将棋全国大会ご案内
未だ参加可否は不明の状態です。
10回参加者に加え、25回参加者も「同人参加者(記憶があやふや)」として表彰されるのでしたか。
対象は5名、全員参加が期待できそうです。

会合案内
平均年齢のくだり、同感です。
関東の若手詰キストで参加しそうな方はTwitterを見る限り、他にもいらっしゃると思うのですが…。


結果稿
ヤン詰
意外性に欠けるという短評は、この方にしばしば見られる気がします。
長年解いていると、物足りなさを覚えるものでしょうか。。

大学
四銀連合は「虹のマジック」以来だったのですか。意外な気がします。

実戦型祭
入選対象となることは4月号の結果発表の時に予測できました。
清涼剤があってもよいと思うのですが、ちょっと…と思われた方はいらしたのではないでしょうか。
条件として一定の評点を定めるもしくは、かつての創(壮)棋会のように○×で○割以上○なら入選という方式も考えられたと思います。

八尋久晴入選200回
「いつもピッタリと後を」、果たしてそうでしょうか。
100回に到達したのは北村氏の方が早いですが、2003年12月号同人室では、北村氏152回、八尋氏153回となっています。
私のデータ不備のためはっきりしませんが、2004年終了時では北村氏154回、八尋氏158回。
ですから、それ以降のどこかで北村氏が再逆転したことになります。
読者の大半の方が、どうでもいいとお思いでしょうけれども…。
「2度目のお勤め……」、ネットでは指摘されていた気がします。 解答を送る層は感じ方が違うのかもしれません。

たま研作品展
恥ずかしながらと書かれていますが、昨年8月のたま研で「『あじさい』のような…」とコメントされていたのを私は覚えています。
恐らく、たまたま新年会の時に結びつかなかっただけではないかと。
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田島作4銀連合

「虹のマジック」とは何でしょうか?
文脈からして、田島秀男作・詰パラ1988.7のことのようですが。
一応、T-Baseと「銀とはどういう駒か」(『借り猫かも』2014/11/29)を見てみましたが、この名称での言及は見られません。

余談ですが、T-Baseによって、田島氏の最初の3回の大学院登場を(相方とともに)記せば―
 ①1988.3 田島秀男65手/添川公司65手・余詰
 ②1988.7 田島秀男57手/添川公司119手・余詰
 ③1989.11 田島秀男「タイムリミット」91手/赤羽守「馬籠宿」111手・半期賞
(①添川作の修正図は詰パラ1988.10;②添川作の修正図は詰パラ2012.8)
なお、添川・田島両氏による「夢の競演」は、現在までのところこの2回だけのようです。「評点競争」の結果が気になります。

谷川さん

「虹のマジック」は、詰パラ1988.7大学院に発表された作品の意で書きました。
田島氏作の命名についてですが、出題時にはありません。
10月号の結果稿にて、命名「虹のマジック」とあります。

評点について、解答者が少ないのであまり参考にはならない上で書くと、
①田島氏作2.67 添川氏作2.69(8月号で余詰指摘)
②田島氏作3.00 添川氏作2.67(結果稿前後で余詰指摘は見られず)
となっています。

橋本哲氏

まず、T-Base収録作品を詰パラとそれ以外に分けてリスト化――

 [1] 17手1977.07短大
 [2] 73手1977.08大研
 [3] 55手1978.10院(パラ2015.2デパート結果稿[山路作]所引)
 [4] 49手1979.03大学
 [5] 31手1979.09大学
 [6]127手1980.02院・看寿賞
 [7] 37手1980.06臨時デパート
 [8] 53手1981.07院(七種合)
 [9] 61手1982.05大研

 ① 91手・近将1979.05詰朗会
 ② 47手・近将1980.09趣向詰将棋(飛角図式)
 ③ 69手・近将1983.06研究室
 ④ 81手・近将1983.08研究室
 ⑤227手余詰・近将1983.09研究室 ⇒ 修正229手1983.10
 ⑥ 49手・めいと1985.03アンデパンダン
 ⑦ 39手・近将1989.08研究室
 ⑧ 39手・めいと1990.03ギャラリー中
 ⑨ 19手・近将1992.06詰朗会(双玉)

ただし、ひとつ謎がありまして―
T-Baseにはさらに
 ⑩ 39手・めいと2002.05ギャラリー中
というデータがあるのですが、これが⑧と同じ図。
⑧は、詰パラの「'90各誌話題」という記事からも採録されていて、話題になった作品のようです。
一方、⑩も看寿賞選考で票が入っている、つまり新作として話題になっている、という状況。
なので、単なる「二重投稿」というのは考えにくいのです。

⑧⑩の図面を添付するのを忘れていました――

  攻方:23龍24歩33銀35銀43桂62角
  受方:11玉25歩31歩32金36と
  持駒:歩

谷川さん

詰棋めいとは第32号しか所持していないので、分からないですね。
⑧は詰パラ1991年2月号「1990年各誌の話題作」で確認することができましたが…。

北村氏vs八尋氏

まず、歴年の6・12月「同人室」出題時の入選回数の比較(北村氏:八尋氏)―

  2005.06 107?:160
  2005.12 158 :162
  2006.06 欠場:163
  2006.12 161 :欠場(短コン=164)
  2007.06 164 :166
  2007.12 166 :167
  2008.06 170 :欠場
  2008.12 174 :168
  2009.06 179 :169
  2009.12 182 :171
  2010.06 欠場:175
  2010.12 190 :178

同人室については是々非々あると思いますが、このデータを見ると「同人室があったので冬眠状態にならずに済んだ」と言えるのかもしれませんね。実は、創作活動は休止状態で、旧作の在庫でしのいでいたのかもしれませんが。

さて、これで全般景況は分かると思いますが、ファンの方々のために、北村氏が「抜き返す瞬間」をクローズアップで―
  166  2007.11持駒のある風景
  166(ママ)2007.12同人室
  168  2008.06表紙
  169  2008.06順位戦C級
  170  2008.06同人室

述懐

誌上で受けるイメージはいつも「天真爛漫」というヤヒロ氏ですが、氏にも「辛い時代」があったのかも。
我ながら、無味乾燥なデータを羅列しているだけだな、と思うことはしょっちゅうですが、たまに「詩のあるデータ」と出くわしたか、と感じることもあるのです。

谷川さん

北村氏の入選回数、同人室166?回と表紙168回の間に、2008.1短期段位認定があると思いますがいかがでしょうか。
166、166、167、168…と続いているように思えますが、以前の誤りを修正した可能性もあり、どう捉えるべきかは私的に頭の痛いところです。

在庫から課題に合う作品を出した等、様々な事情があるとは思いますが、作品を見られるというのは(あくまで私の思いですが)嬉しいです。
もっとも、好きな作家のこんな作品は見たくなかった…ということはあるかもしれませんが。

北村氏と八尋氏、最終的にどちらの方の入選回数が多くなるかは、どちらがより長く発表し続けられるか次第のような気がします。
現在は北村氏が連載内での掲載も交えて、引き離しにかかっていますが。

ヤング・デ・詰将棋や小学校の担当を長きに渡り務め、「ヤヒロ印」がよく知られるようになった八尋氏ですが、1970・80年代はどのような胸の内だったのでしょうか…。

166,166,167,168

確かに、そのとおりですね。
165回(2007.7順位戦D級)との間に「入選取消」の記事も見当たりませんし、近い所に「飛び番」もないようですし、不思議です。

八尋氏についての「天真爛漫」という私のイメージの形成には、小学校の選題稿などで披露されている川柳(?)の影響も大きいようです。

谷川さん

入選回数、近代将棋と比べるとかなり正確だと思いますが、時々間違いがありますね。
私の見落としという可能性もありますけれども…。

八尋氏は作品集も出されているようですね。
ひょっとすると、エピソードも書かれているかもしれません。
現在も販売しているかは九州Gで本人に直接お聞きするのが早そうですが、なかなか遠く…。
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