第82期以降の塚田賞受賞作品(最終回)(第101期)②

今回は第101期の中・長篇部門を取り上げます。
いよいよ作品紹介は最終回です。
中篇 石本 仰作


第101期中篇 石本氏作

石本 仰作(平成20年1月号) 詰手順
7一銀 同玉 6一飛 8二玉 7二飛成 同銀 7一銀 9三玉 8五桂 同歩
8四金 9二玉 9三歩 同桂 8三金 同銀 8四桂 同銀 8二銀成 同玉
8三香 同玉 8一飛成 8二金 6一馬 7三玉 8二龍 同玉 8三金 8一玉
7二馬まで31手詰
綺麗な銀冠図式。実戦にあるような形から、手順はいかにも詰将棋。作者の力が感じられます。


中篇 加藤義信作


第101期中篇 加藤氏作

加藤義信作(平成20年2月号) 詰手順
1二飛 1四歩 1六歩 同玉 1四飛成 1五飛 同龍 同玉 1六歩 1四玉
1二飛 1三歩 3六馬 2五銀 1五歩 同玉 1三飛成 1四歩 1六歩 同玉
1四龍 1五金 2五龍 同金 1七歩 1五玉 1六銀 同金 3三角成 2四飛
1六歩 同玉 3四馬 同飛 2六金 1七玉 2七馬まで37手詰
盤面5枚の簡素図式。持駒も2枚と比較的少ないです。ここから7度の合駒が飛び出します。手順も面白いのではないでしょうか。


中篇 竪山道助作


第101期中篇 竪山氏作

竪山道助作(平成20年2月号) 詰手順
3四桂 同歩 3一銀 同玉 5三角 4二香 同角右成 同金 3二銀 同玉
2三桂成 同玉 2五香 2四歩 1五桂 3二玉 3三歩 同桂 2三銀 4一玉
5一金 同玉 6二金 4一玉 4二角成 同玉 5二金打 3一玉 2二銀成 同玉
2四香 3一玉 3二歩 同玉 2三桂成 2一玉 2二成桂まで37手詰
桂馬で突破口を開き、次々に持駒が登場します。詰上りだけを見ますと、囲いがあったとは思えません。


中篇 岩崎守男作


第101期中篇 岩崎氏作

岩崎守男作(平成20年3月号) 詰手順
3六銀 同歩 3五馬 同玉 4四角 2五玉 2六金 1四玉 2三銀 同金
2五金 同桂 2六桂 2四玉 2三飛成 同玉 2四香 3二玉 3三角成 同玉
2三金まで21手詰
銀捨てから入り、3五馬と飛び込みます。2六に打った金を捨てるのもいい味。詰方の大駒は全て消えて詰め上がります。


中篇 伴野 裕作


第101期中篇 伴野氏作

伴野 裕作(平成20年3月号) 詰手順
4五角上 5五玉 5六金 6四玉 6五金 同玉 4三角成 6六玉 6七金 7五玉
7六金 8四玉 8三金 同玉 6一馬 8四玉 8五金打 9三玉 9四金 9二玉
8三金 9一玉 8一角成 同玉 7二馬 9一玉 8二金まで27手詰
角一色図式、持駒は金四枚です。6五金・8三金という捨駒が入り、収束も角を捨てるという手順も良しです。


長篇 添川公司作「祭」


第101期長篇 添川氏作

添川公司作(平成20年2月号) 詰手順
4九桂 同と 5八香 同玉 7八飛 5七玉 6八馬 5六玉 7六飛 6六歩
同飛 同玉 7七金上 5六玉 6七金 同龍 5五と 同玉 4五と 同玉
6七馬 5六飛 4六歩 同玉 3七金 5五玉 5三飛 5四歩 同飛成 同玉
5三桂成 5五玉 6五と 同玉 7六金上 5五玉 6六金 同飛 5四成桂 同玉
4四と 同玉 6六馬 5五飛 4五歩 同玉 3六金 5四玉 5三飛 同玉
5二桂成 5四玉 6四と 同玉 7五金 5四玉 6五金 同飛 5三成桂 同玉
4三と 同玉 6五馬 5四飛 4四歩 同玉 3五金 5三玉 5二飛 同と
同銀成 同玉 5一桂成 5三玉 6三銀成 同玉 7四成銀 5三玉 6四成銀 同飛
5二成桂 同玉 4二と 同玉 6四馬 5三香 4三歩 同玉 3四金 5二玉
7二飛 6二歩 同飛成 同玉 7三銀成 5一玉 6一と 4一玉 6三馬 4二玉
5二馬 同玉 6二成銀 4二玉 4三歩 4一玉 5一とまで107手詰
最後は塚田賞最多受賞者の添川氏にご登場頂きます。
複雑な趣向が現れる作品。駒たちが生き生きと、祭の日のように躍動します。詰上りは、祭の後の静寂を感じさせます。



第82期以降の塚田賞受賞作品紹介 完



1・2日ほどお休みさせて頂いて、第82期以降の受賞作一覧、振り返りを載せたいと思います。
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第82期以降の塚田賞受賞作品(最終回)

hirotsumeshogi さま
お疲れさまでした。「近代将棋」は自作が載ったときくらいしか買っていなかったので、知らない作品がたくさんありました。
実に労作ですね。素晴らしい!
ひょっとしてバックナンバー全部揃えてます?
それから、hirotsumeshogi の hiro は広島の hiro なんですか?
あ、最後の質問は蛇足です。笑

かねこさん

コメントありがとうございます。
何とか力尽きずに完走できたようです。

バックナンバーにつきましては、第82期以降の詰将棋欄だけを持っているという状態です。それ以外ですと昭和55年以降の数年ですね。
徐々に増やしていければと思いますが、まだ目途はついておりません。

名前についてですが…。
広島とは現在のところ繋がりがありませんね。
本名の一部です、ひねりも何もなくてすみません(笑)
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