第82期以降の塚田賞受賞作品(18)(第99期)②

今回は第99期の中篇部門を取り上げます。
中篇賞 岩崎守男「エスカレーター」


第99期中篇賞 岩崎氏作

岩崎守男作(平成18年11月号) 詰手順
1六金 同玉 4六龍 3六銀 1五金 2七玉 1七金 同玉 1六飛 2七玉
3八銀 同玉 3九歩 同玉 9三角 3八玉 4八角成 2七玉 3七馬 同銀成
1七飛 同玉 1六龍まで23手詰
持駒の多さと盤上の味方が龍1枚のみであることから、難解を思わせる本作。3六銀や1五金が予想を裏切らない難しさです。手順の方は緩みがありません。作者コメントによりますと、還元玉と6手目に七色図式になることがポイントです。
ただ、検討を行ったところ残念ながら3手目4六龍で1三飛でも詰むようだという結果が出ました…。誤指摘でないのであれば、修正を期待したい所です。


中篇次点 金子義隆作


第99期中篇次点 金子氏作

金子義隆作(平成18年3月号) 詰手順
9四飛 2五玉 2六香 1五玉 1六歩 2六玉 2七銀左 3七玉 3八歩 4八玉
9三角 5八玉 5七角成 6九玉 9九飛 7八玉 7七金 8八玉 7八金 同玉
6七馬 8七玉 7七馬まで23手詰
作者「中合を回避するための遠打が狙いです。飛と角の組み合わせは初めてかもしれません」
このコメントで言い尽くされているような気がしますが…。飛車をより近づけて打ちますと、歩合のために後で引くことができなくなるそうです。
スケールの大きな作品です。


中篇次々点 石本 仰作


第99期中篇次々点 石本氏作

石本 仰作(平成18年12月号) 詰手順
4一飛 2一銀 1三飛 1二銀打 2一飛成 同玉 2二銀 同玉 3三角 3一玉
4二角打 4一玉 5一角成 3一玉 4二馬 2一玉 1二飛成 同玉 1三銀 同玉
3一馬 2三玉 2二馬まで23手詰
無仕掛図式で持駒は大駒四枚。初手3三角は有力ですが、2二香、4一飛と進んだところで2一銀とされて詰みません。駒を消去して清涼詰になるのはお見事です。
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