第82期以降の塚田賞受賞作品(18)(第99期)①

第99期に入り、今回は短篇部門を取り上げます。
第99期(平成18年)

9月号から詰将棋欄のリニューアルが行われました。
従来の詰将棋シアターは秋の詰将棋、力だめし詰将棋は冬の詰将棋へと改称され、編集部が短手数の作品を掲載する春の詰将棋・夏の詰将棋が新設されました。
秋の詰将棋の解説者に風みどり氏が就任、冬の詰将棋は引き続き柳田明氏が担当されることに。
柳田氏は「詰将棋黙示録」の連載もスタートされました。
9月号では添川公司氏のインタビューが掲載されています。
この期のもう一つのトピックとして、山田修司氏の入選100回到達が挙げられます。入選100回を飾った「集合」は別枠で出題されました。
この期、短篇は野村量氏、中篇は岩崎守男氏がそれぞれ2度目の受賞。岩崎氏は連続受賞となりました。長篇は「集合」を抑えて添川公司氏が5期連続17度目の受賞。自身2度目の5期連続受賞となりました。
初入選は飯室宥蘭・小林直義・山本春美・安武翔太・石本仰の5氏でした。


第99期「塚田賞」選考投票 集計表

※駒場和男氏は短・中篇の投票を棄権


短篇賞 野村 量作


第99期短篇賞 野村氏作

野村 量作(平成18年9月号) 詰手順
1二香成 2三玉 2二成香 同玉 3一角打 2三玉 3二銀 2四玉 1三角成 同玉
3五角成 2二玉 2三金 1一玉 4四馬まで15手詰
盤面4枚の簡素図式。角を動かしたり、打ったりする手は届きそうにありません。さていかがせむ。何と1三香を消去するのです!難解さも持ち合わせた作品です。
解答者からも「1三香が邪魔駒とは」との短評が相次ぎました。


短篇次点 中島久雄作


第99期短篇次点 中島氏作

中島久雄作(平成18年2月号) 詰手順
3五飛 4六玉 3八飛 4五玉 4六角成 同玉 5五銀 同と 2六飛成 4五玉
4四金 同玉 3四飛 同玉 3五龍まで15手詰
序の4手は、2六飛成の時に5七玉とする変化を詰むようにするための工夫。4六角成からは怒涛の手順で、申し分ありません。
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詰上りの美しさ

内容とは全く無関係なのですが、ここで掲載されている野村量氏の作品は詰上りが点対称となっており、不思議な美しさが感じられます。
曲詰めを意図した作品とは思えないので、偶然の産物でしょうが。

名無しさん

点対称、久し振りに聞きました。確かにそうですね。
偶然でしょう…。
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