第82期以降の塚田賞受賞作品(11)(第92期)②

今回は第92期の中篇部門を取り上げます。
中篇賞 鎌田 研作


第92期中篇賞 鎌田氏作

鎌田 研作(平成11年7月号) 詰手順
1四飛 1三角 1一飛 同玉 1三飛成 1二飛 2一歩成 同玉 5四角 4三角
同角成 同金 1二龍 同玉 4五角 2三飛 3二飛 2一玉 2二歩 1二玉
2三角成 同玉 2五飛 2四角 同銀成 3二玉 2三成銀 4二玉 3一角 同玉
2一歩成 4二玉 3二成銀 同玉 2二飛成まで35手詰
飛、角、飛、角、飛と5度の大駒による合駒が繰り出される作品です。
ちなみに発表当時、作者の鎌田氏は弱冠16歳でした。


中篇次点 酒井博久作


第92期中篇次点 酒井氏作修正図

酒井博久作(平成11年3月号 修正図) 詰手順
8八銀 同玉 7七角 7九玉 7八金 同玉 6六角 8九玉 8一飛成 7八玉
7二龍 8九玉 8三龍 7八玉 7四龍 8九玉 8五龍 7八玉 7六龍 6八玉
7七龍 5九玉 5八金 同玉 5七龍 4九玉 4八龍まで27手詰
簡素な盤面から龍鋸が飛び出すという、意外性が楽しめる作品です。
発表図には残念ながら難解な余詰がありましたが、修正によって手順がさらに良くなりました。


中篇次々点 金子義隆作


第92期中篇次々点 金子氏作

金子義隆作(平成11年8月号) 詰手順
1一角 2二飛 同角成 同歩 6四飛 5四角 同飛 同香 6六角 5五飛
同角 同香 6四飛 5四角 同飛 同玉 6四と 4四玉 6二角 5三飛
5四と 同玉 5三角成 同玉 6三飛 4四玉 6四飛成 5四香 5五龍 同香
4五香 3四玉 4六桂 同と 3五歩 同玉 2五馬まで37手詰
打歩詰を避けるために香車を手に入れたい。そのために角打飛合や飛打角合を繰り返すという、不利合駒の作品です。
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中篇次点作の修正図

中篇次点作の作者です。原図は5手目78金のところで89金、同玉、81飛成、78玉、68金、同飛成、88龍、67玉、68龍、56玉、58龍以下の余詰が成立していたため修正が必要になったのですが、37桂追加だけでは不十分です。この追加案は当時の担当の服部敦氏の記事を基にされていると推察しますが、実はその案は94香→96香とする部分が抜けていて、後から訂正があったと思います。記憶も薄れている上に、バックナンバーも手元にないので確認できませんが、おそらく間違いないはずです。
それにしても懐かしい。短篇作の受賞の言葉で、むしろ本作の方を期待していた旨を書いたのですが、削られてしまいました(笑)。

酒井さん

初めまして。
修正案についてですが、作者さん自らが仰っているので、きっとそうなのでしょうね。
とりあえず、バックナンバーを当たってみたいと思います。

中篇次点作の修正図(続)

そもそもこの修正図(37桂追加のみ)の典拠はどこなんですかね? ひょっとしてデータベース?
この図で定着しているということは、「94香→96香」を加えるという訂正記事は出ていないのかも・・・。私が出たと思い込んでいるだけで。
担当の服部さんと原図(発表図)の余詰&修正についてやりとりした記憶はあるのですが、残念ながらその手紙は残っていません。
いずれにせよ、正しい修正図は、37桂追加+94香→96香の27手詰です。37桂を加えた時点で、価値はだいぶ落ちていますが・・・。

酒井さん

まず、図面を差し替えましたことをご報告させて頂きます。

3七桂追加の図ですが、近代将棋誌に書かれたものに準拠しております。
流れとしましては、3月号で発表、4月号で解説、5月号で余詰指摘となっています。
6月号で「3月号の7番について、作者より玉方37桂を追加する修正案が来ました。作意が16手目より89玉、85龍、78玉、76龍、68玉、77龍、59玉、58金、同玉、57龍、49玉、48龍までの27手に変わります。1枚増えた代わりに手順の流れは自然になりました。」とあります。
9四香→9六香を書き落としたのかな、というのが私の推測です。

もし解説欄以外のところに9四香→9六香について書かれていた場合は、私の見落としとなりますが…。
発表当時に誌面を見ていないため、自信はありません。

対応が遅れまして、申し訳ありません。

中篇次点作の訂正図(続々)

対応ありがとうございます。
服部氏が「94香→96香」を書き落としたのは確実です。問題は、その後、訂正記事が出たかどうかなのです。私の(あやふやな)記憶によれば、服部氏に対し私がクレーム→それを受けて服部氏が訂正記事を掲載、なのですが・・・。7月号には載っていなかったのですかね?

酒井さん

7月号の詰将棋欄には特に情報はありませんでした。
8月号ですと、解説者が交代していますね。

中篇次点作の修正図(続々々)

担当者が交代しても、服部氏が記事を書いていれば載る可能性はあるわけですが、載っていませんか・・・。訂正記事は私の思い込みだったのでしょうか。あとは服部氏に尋ねるという方法は残されていますが、氏は詰将棋から離れておられるみたいですからねえ。ともあれ、あれこれ調べていただき、ありがとうございました。お手数をお掛けしました。

酒井さん

いえいえ。
誤図になっていると「あれ?」と思うのは当然と思います。
事実関係をすっきりさせておきたいですよね。

もし追加の情報が見つかりましたら、書いていきたいと思います。
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Author:hirotsumeshogi
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