第82期以降の塚田賞受賞作品(6)(第87期)①

第87期に入り、今回は短篇部門を取り上げます。
第87期(平成8年1~6月号)

この期、短篇は市島啓樹氏が2回目の受賞、中篇は田中寛之氏が初受賞、長篇賞は馬詰恒司氏がこちらも初受賞を飾りました。
1月号で北原義治氏により「独楽の郷Ⅱ 北風個展」、4月号で岡本眞一郎氏により「羽生善治七冠達成と『ご結婚を祝して』記念詰将棋」がそれぞれ出題されました。
初入選は塚田真青(ただしI・M・O氏の変名だったと思います)・橋詰利夫・仲井剛・宗岡博之・石川裕治・元水信広の6氏でした。毎号入選は植田尚宏氏が4期連続で達成されています。


第87期「塚田賞」選考投票 集計表



短篇賞 市島啓樹作


第87期短篇賞 市島氏作

市島啓樹作(平成8年3月号) 詰手順
3三飛 2五玉 3四角 3五玉 1二角不成 2五玉 3六銀 同と 3四角不成 1五玉
1三飛不成 同香 1六歩 2四玉 4三角成 2三玉 2四飛 同玉 3四馬
まで19手詰
3度に渡る不成を緩みのない手順で表現した、見事な作品です。


短篇次点 海老原辰夫作


第87期短篇次点 海老原氏作

海老原辰夫作(平成8年6月号) 詰手順
2三飛 1二玉 1一飛 2三玉 1二角 2一角右成 3三玉 1三飛成 2三銀合
2五桂 4二玉 3一馬 同玉 1一龍 4二玉 5一龍 同玉 5二金まで19手詰
玉の逃げ方がユーモラスに感じられる作品。大駒2枚を切って収束します。


短篇次々点 植田尚宏作


第87期短篇次々点 植田氏作

植田尚宏作(平成8年6月号) 詰手順
1三飛 1二桂合 2二銀 同玉 3三銀 1一玉 2三桂 2一玉 3一桂成 同玉
4三桂 2一玉 2三飛成 同銀 3一桂成 同玉 1三角 2一玉 2二角成
まで19手詰
無仕掛図式。初手に打った飛車がたちまち邪魔駒となり、消去します。
※3月号の原島利郎氏作・6月号の谷口均氏作と獲得点数は同じですが、点を入れていないものの言及されている数を考慮して本作を取り上げました。
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